『速報です。流れ木の猫を救う会の保護区域のハウス』
この撤去について議事録だけではわからない疑問があったので、市に聞いてみました。
たかひら:
稲田市議は、別の場所についても、猫の糞害を指摘しましたか?
公園街路課:
流木墓苑の利用者から苦情を受けたと理解しています。
他の場所についてのお話はありません。
たかひら:
他の場所で、市による撤去といった強制執行的な行動が、今まででありましたか?
公園街路課:
ありません。
流木のように小屋を置いてあるとの苦情自体がないからです。
もし苦情があれば、同じように看板で周知の上、撤去します。
たかひら:
小屋を設置したり、餌付けをしていた人々は、避妊手術や墓苑内の掃除をしていなかったのですか?
公園街路課:
自分たちのお金で避妊手術をしたり、墓苑内の掃除をしていたと聞いています。
たかひら:
小屋の撤去をしたときに、猫の姿は見かけましたか?
見かけた猫をどうしましたか?
公園街路課:
見かけたが、捕獲はしていません。
たかひら:
猫の数がそのままならば、もし流木から餌付け場所を移しても、新たな苦情の可能性があるし、猫が分散すれば、苦情の出る範囲が広がるだけで、問題の本質的な解決には全然なっていないのではないでしょうか?
公園街路課:
本質的な問題解決になっていないとの指摘を、否定はできません。
猫は、今も流木墓苑内にいます。
掃除も餌付けをしている人たちがしていますので、今は苦情はありません。
稲田議員も知っていると思いますが、その後は何も言っていません。
たかひら:
今後の街猫対策をどのように考えていますか?
以前伺ったところでは、岸和田市では、将来的にも避妊助成金などを行う予定はないとの回答でしたが。
公園街路課:
ご指摘の他自治体での助成金や街猫対策についても知っていますし、市役所内で働きかけも行っています。
他の課にもまたがることですので、すぐにできるわけではありませんが、将来にわたってもやらないというわけではなく、いつとはお答えできませんし、時間もかかると思いますが、希望はあると考えてほしいと思います。
回答いただいた職員が、猫好きかは聞きそびれましたが、その言葉やニュアンスからは愛情を感じました。
さて、稲田議員ですが、前回も書いたように、彼は、自分や支持者の問題「だけ」を解決したのであり、本質的な解決を図っていません。
市全域で問題を考えず、自分の周囲だけの問題を取り除いて、他所に持っていくのは議員の仕事ではありません。
稲田さん、乗りかかった舟ですから、どうぞ、泉州初の地域猫制度ができるよう、議会で頑張って下さい!と、エールを送ります。