カンヌの御加護にあやかろうとして、恥をかく安倍政権と、ネトウヨにすり寄るゆず

是枝裕和・監督の『万引き家族』が、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルムドールを受賞し、世界中から称賛を集めている。

これに対し、ネトウヨらは無視の姿勢だ。

カンヌ受賞でもネトウヨは是枝裕和監督と『万引き家族』が大嫌い! 安倍首相は無視、百田尚樹と高須克弥はバッシング
2018.06.05 @litera_web
http://lite-ra.com/2018/06/post-4050.html

でも、その姿勢を批判されている。

是枝監督の受賞は日本人監督としては今村昌平・監督『うなぎ』以来21年ぶりであり、安倍ちゃんは首相としても何かコメントを出しそうなものだが、一切無視。

フランスの「フィガロ」紙にも「日本人が国際的な賞を受賞したら必ず賛辞を送るはずの安倍首相が沈黙を保ったまま」と皮肉られる始末だった。

「日本スゴイ」話が大好物の人たちが、いつもとまったく違う反応を見せているのは、安倍首相が『スターウォーズ』シリーズと山崎貴監督の映画にしか興味がないからではなく、是枝監督が安倍政権の姿勢を何度か批判しているからだろう。

と思ったら、文部科学省は無視できなかったようで、

6月7日の参議院文部科学委員会で、文化政策について尋ねた神本美恵子議員(立憲民主党)が、安倍晋三首相がノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」に祝意を示さなかったことをあげ、

「好きな人だけお祝いをするのはいかがなものかと思う」と指摘。

その上で、林芳正大臣に「ぜひ近いうちに(是枝監督に)祝意を述べていただきたいのと、総理にちゃんとやりなさいと言っていただきたい」と述べた。

これに対して、林大臣は「大変いいアイデアをいただいた。来ていただけるかどうかわからないが、お呼びかけはしたい」と答弁した。
一方、是枝監督は同日付で「『祝意』に関して」とする文章をサイトに掲載。受賞を顕彰したいとする団体や自治体からの申し出を全て断っていると明記し、「映画がかつて、『国益』や『国策』と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような『平時』においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています」とした。

林大臣は8日朝の閣議後会見で改めて、「国会で祝意を表したつもりだが、もし受け入れていただけるのなら、改めて祝意は述べたい」と話した。

ネタ元はコチラ↓

是枝監督、文科相の祝意を辞退 「公権力とは距離保つ」:朝日新聞デジタル
2018年6月8日20時39分
https://www.asahi.com/articles/ASL68677QL68UCVL025.html

私は批判的な内容で書く場合、そのニュースソースを「ネトウヨの皆様の産経」や「安倍様の読売」からとるようにしていると、当ブログ読書はご承知だろう。

しかし、この記事を載せたのは、他に毎日、NHKしかなかったので、朝日からとっている。

私は大人のオモチャである勲章自体、天皇が国民よりも上位に位置するとの差別的かつ違憲の象徴として反対し、「受勲拒否者の方が優れた人が多い」としてきた。

岸和田でも私は、市のHPに“盗人に追い銭な有功賞受賞者”名を記載させたが、その受賞要件である、「市の管理職を○年やった」などについて、各個人のものまでブログで公開しきれていない(それほど書くことと調査が多すぎて、お知らせしきれていないということ)。

https://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/2/kishiwadasiyuukousya.html

秘密主義な岸和田市政 市の誉れである盗人に追い銭な有功者も隠します。 

アカなのに、緑の血が流れているのか、岸和田共産! 維新と名乗り直せ!

より再録する。

私も叙勲を祝う席に何かの間違いで呼ばれれば行くが、
祝いの言葉は「東京大空襲を指揮し、日本人を焼き尽くしたカーチス=ルメイ空軍大将より下位の大人のおもちゃをもらって喜ぶ人よりも、辞退した先輩たちの方が立派ではないか?」として、
福沢諭吉、石田禮助・元国鉄総裁、前川春雄・元日本銀行総裁中山素平・元日本興業銀行頭取、木川田一隆・元東京電力社長、樋口廣太郎・元アサヒビール社長、戸田一夫・元北電会長&道経連会長、 武井正直・元北洋銀行頭取&北海道経営者協会会長、大軒順三・元日経新聞社長、作家の城山三郎氏や杉村春子氏、平民宰相と言われた原敬氏や浅沼稲次郎氏などを拒否者(生存時は拒否しても、死後叙勲を含んでいる)として、
読売新聞の渡邊恒雄氏、日本経済新聞の鶴田卓彦氏、サンケイ新聞の波佐間重彰氏、日本テレビの氏家斎一郎氏、フジテレビの日枝久氏の各面々を受け入れ者として列挙しよう。

こんな恥の面々に加えられたいか?

是枝監督ならずとも、答えはNOだろう。

それでも卑しくもらうための裏工作までする経営者だらけではあることも、日本の恥の現状として付記しておく。

そして、そんな恥に自らすり寄る芸能人もいる。

かつて故山城新伍氏は、「芸能文化の歴史を担ってきたのは、散所者、河原者として差別されてきた人々なのである」と喝破した。

そうした「賤民」出身であることを自覚せよとの山城主張は、批判精神を持てにも合い通じるところがある。

そして、そんな人として扱われなかった芸人を唯一まともに扱い、庇護していたのがヤクザであった点についても、かつての芸能人は理解していた。

私が芸能人のスキャンダルや不正報道を、さも「TVに出て、影響力が大きんだから、聖人君子でいろ」として、大きく取り上げることに非常に違和感を持つのは、「聖人君子で生活できるなら、労働者になってるだろ! 手っ取り早く名声と銭を得るため以外に芸能人になってる理由などあんのか!」との考えからだ。

そんな体制にしがみつかねば飯を食えない輩の媚売りが目についたので、ついでに載せておく。

ゆず「ガイコクジンノトモダチ」はやっぱり「愛国心扇動ソング」だ! 中立を装うもネトウヨ的被害妄想と靖国美化
2018.04.11 @litera_web
http://lite-ra.com/2018/04/post-3944.html

より

今月4日に発売された、ゆずの最新アルバム『BIG YELL』に収録された楽曲が、「愛国心扇動ソング」ではないかと物議を醸している。

それは「ガイコクジンノトモダチ」という楽曲。北川悠仁が作詞作曲を手がけたこの楽曲は、タイトルの通り〈外国人の友達ができました〉とのフレーズから始まり、〈外国人の友達が言いました/「私、日本がとても好きなんです。あなたはどこが好きですか?」/僕は少し戸惑った だって君の方が/日本の事をよく知ってそうだから〉と続く。

いきなり流行りの「日本スゴイ」を感じさせる歌詞だが、サビではもっと直接的なフレーズが飛び出してくる。

〈この国で生まれ 育ち 愛し 生きる/なのに どうして胸を張っちゃいけないのか?/この国で泣いて 笑い 怒り 喜ぶ/なのに 国歌はこっそり唄わなくちゃね/平和な日本 チャチャチャ/美しい日本 チャチャチャ〉

 この歌詞について、映画評論家の町山智浩氏が同日、「総理とご飯食べてないか」とツイートした上で、「『国歌はこっそり歌わなくちゃ』なんて、どっかの国に占領されたレジスタンスか? 現実は、君が代に起立しない教師は減給されるのに」とツイートしていたが、そのとおりだろう。

(引用ここまで)

私はほとんど邦楽を聞かないので(曲自体を頻繁に聞かないが、聞くとすればUSヒットやラテンヒットが多い)、「ゆずって、堺東の銀座通り商店街でストリートライブをやっていたよね?」と思っていたら、それはコブクロだった。

ゆずとコブクロのメンバーの数も知らんし、写真を並べても誰か誰だかサッパリわからんので、勘違いするところだわ。

こんな洗脳を人気のある歌手が歌い出すなんて、ナチスもやらなんだ(というか、メディアがラジオだけでできなんだんだろうけど)亡国の極みだ。

こんな姑息な手段を使ってまで、愛国心を宣伝せねば、日本国民は愛国心がありましぇ~んとの逆説的証明となり、それもまた恥ずかしいことだ。

著名な言葉として、米独立運動に対し、英国人のサミュエル=ジョンソンの放った「愛国心はならず者の最後の拠り所」を贈る。

安倍路線で拉致問題は解決せず、安倍失政が隠蔽され、国民の怒りを煽って共和国バッシングが高まるだけ

いつものごとく米追随で、安倍ちゃんがマキシマムプレッシャーを対話路線に変節しているが、既に金坊ちゃん刈りは対話の相手が日本ではないと明言している。
日本は米保護領だと、米傀儡な自民党の首相が率先して示す奴隷国家であると、今回も世界に恥を晒した安倍ちゃんだが、
仮に米が共和国と国交樹立し、それに日本も従えば、これまでの自民党政府の考えを踏襲して、戦前・後賠償を行う必要性が出てくる。
しかもそれと拉致問題解決は別問題だ。
交渉の糸口についても、トランプ大統領にすがらないと得られなかったのに、それに対して共和国が出してきた回答に満足できるのか?
今回、これまでと今後の問題提起をしておく。
1.金の話
(1)日朝平壌宣言時に拉致解決金として、経済協力資金$114億(約1兆3600億円=当時)を提供するという「密約」があった。
平壌宣言から10年 日朝が「戦後賠償」密約 元幹部証言   産経新聞
2012年9月18日(火)08:02
(2)戦前賠償だけでなく、「国交正常化が遅れた利息だ」として戦後賠償も、1990年に日本は金丸信氏を総代として、正式に認めている。

月刊日本2018年5月号

石井一 約束を破ったのは北朝鮮ではない、日本だ

(3)安倍ちゃんも、これまでの自民党による賠償路線を踏襲している。

安倍首相が南北首脳会談を前に「過去の清算」に言及、韓国大統領府「大きな一歩」=韓国ネット「清算の第一歩は謝罪」「金で解決しないで」 Record china

2018年4月25日(水) 11時10分 (翻訳・編集/堂本)

2.拉致の話

(1)安倍大見得は百害あって一利なし。

拉致交渉失敗の原因は、安倍強硬姿勢だ。

「総理のいう『必ず』解決のゴールはどこで、『全員』とは何人のことなのか。政府認定の拉致被害者はすでに帰国した5人を含めて17人。その他に、北に拉致された可能性が排除できない特定失踪者が約880人いる。あの言葉で、総理は拉致被害者を何人帰国させたとしても、全面解決とはいえなくなった」(拉致議連幹部)

金正恩氏にもそこを突かれ、日本側の要求が高いとわかると、北は首脳会談の相手から日本を外す。

蚊帳の外に置かれた安倍ちゃんはトランプ大統領に「拉致解決」の口添えを頼み、拉致被害者家族を訪米させて国連本部で北朝鮮人権問題のシンポジウムを開くなど、国際社会に「北の非道」を訴える圧力外交を展開、失政の上塗りを繰り返す。

それに対して、金正恩氏はこれ見よがしに「米国人の拉致被害者3人」を返してトランプ大統領を喜ばせた上で、日本人拉致については「解決済み」(朝鮮中央通信)とけんもほろろ。日米の拉致問題を分断され、手玉に取られたのだ。

共和国の核・ミサイル問題でも、安倍ちゃんは2018年4月、国会で

「ICBM(大陸間弾道ミサイル)だけが廃棄されたのでは日本にとって『意味がない』。日本を射程に入れるミサイルもしっかりと廃棄されるべきだと話したい」と発言。

「意味がない」と言い切ることで、米朝首脳会談に進展があっても、ノドンが残る限り日本は「合意を歓迎する」とは言えなくなり、外交の選択肢を自ら大きく狭めてしまっている。

「私の内閣で『必ず』解決する決意で拉致問題に取り組む。オールジャパンで結果を出していく」
週刊ポスト2018年6月1日号

(2)拉致被害拡大は、新潟県警や警察庁の仕事への怠惰姿勢が原因。

同様の失踪事件は日本海側では何度も起きており、それを警察庁が指揮し、警戒命令を出しておけば、横田めぐみ氏以降の拉致はなかった可能性が高い。

各県警で情報共有など連帯せず、「時々行方不明事件が起きてるけど、知らんがな」として警戒を怠り続けた警察組織の検証すら行わずに、事後処理だけを選挙ネタとして使う、自民党らしい「金持ってない、自民党支持しない者がどうなっても関係ない」としてきた、今も続く棄民姿勢が拉致被害拡大を生んだのであり、其の根源的な問題こそ国民議論されるべきだ。

今更、強硬論から対話路線に変更しても、共和国が信用するはずもなく、拉致問題とその対価としての銭&謝罪の天秤を、どこまで日本側が世論も含めて我慢するかしかない。
その怒りを煽り続けたのも、自民党政権であり、そのツケを岸祖父の爪の垢ほども政治能力も知恵もない安倍ちゃんが、政治家として決断できるはずもない。
そうなれば頼みの綱はトランプ氏で、日本からの輸出には何でも関税掛けまくり、米製品を買いまくるとの約束を果たすことで、保護領どころか、下の下の奴隷として、未来永劫米国の靴の裏をなめ続けるしか存在価値のない国へと、日本国の舵を切ってしまうのが、安倍式解決となる。
ゆうちょや年金の金を、外国ハゲタカ投資家に吸い上げられ続けても、それら“公金”で株を買い続けて国民の富を流出させ、日銀すらも米証券などを買わされ続け、物言えぬ財布としてしかその存在を許されない日本。
金だけでなく、米侵略戦争の盾となって、自衛官を弾除けに使われ、その生命をも米に投げ出してまで、米にかしづく将来を子どもたちに残してよいのかとの怒りが、私を自民、公明、維新などのネトウヨ勢力へと向かわせる。
私の政治姿勢である保守本流とは、他国の奴隷となることを承認するものではない。
「独立国家の国内政治で、弱者の立場こそを守る」と正反対の政治を行い続けてきた、自公維のような政治ゴロの政治生命を絶たねば、生活が成り立たず、そのような生物としての本質的要求に政治的イデオロギーなど入り込む余地などない。
米一辺倒の奴隷である日本が、とらねばならん方向は近接国であるアジアとの共同でしかない。
近接他国ともめ、遠く離れた国とだけ友好関係を結ぶ国などあろうか?
「遠くの親類より近くの他人」との諺を、ネトウヨ勢力へ投げかけるしかない。
参考:
1 (1)平壌宣言から10年 日朝が「戦後賠償」密約 元幹部証言   (産経新聞)
   2012年9月18日(火)08:02
 ■ 拉致認定なら1兆3600億円
 2002(平成14)年の日朝首脳会談で小泉純一郎首相(当時)と金正日総書記が署名した日朝平壌宣言の背景に、北朝鮮側が拉致を認めれば日本側が戦後賠償として経済協力資金114億ドル(約1兆3600億円=当時)を提供するという「密約」があった可能性が浮上した。朝鮮労働党元幹部が17日までに証言した。日本政府はこれまで「規模については協議していない」としてきた。しかし交渉録は一部が欠落しており、交渉には不透明さが指摘されてきた。北朝鮮では、この資金を前提に国家再生プロジェクトが立ち上がっていたという。
 「日本が賠償金を約束したという話は、当時の朝鮮労働党幹部ならたいがいの人間が知っていた」と証言するのは、04年に韓国に脱出した朝鮮労働党の対日対南工作機関、統一戦線部の元幹部、張哲賢(チャン・チョルヒョン)氏(41)。日朝交渉に関わる北朝鮮側の具体的な証言は初めて。
 張氏は首脳会談直後、「中央党特別講演資料」と「外務省実務会談成果・経験資料」を閲覧した。「党講演資料」には、「日本が114億を約束した」とあり、「(日本側は)戦争賠償という表現があると韓国から(賠償を)再要求されると何度も主張したため、賠償金の表現を削除した」と記されていたという。
 一方、「外務省資料」には、「(日本側が)国交正常化の代価として資金を出す」と提案、北朝鮮は「300億ドルから400億ドル(約3兆6千億~4兆8千億円)を要求した」とのやりとりが書かれていた。北朝鮮側は金額の根拠として▽慰安婦の賠償▽徴用労働者の補償▽植民地時代に日本が没収した朝鮮側の財産相当の金額▽没収財産の戦後の利子-などを挙げて要求していた。
 資料には日本側の反論として「慰安婦は自分が望んで稼ぎに行った」▽「徴用は賃金を払った」▽「利子を要求するなら、(旧日本施設の)水豊ダムや茂山鉄鉱山、興南連合企業所などを使用してきた使用料を払え」-などの記載もあり、これに関しては「(日本側の交渉)担当者は頭がいい」との感想もあったという。
 協議は01年秋から約30回の秘密折衝で進んだ。その後、安倍晋三政権の調べで8月、9月の2回分の記録の欠落が判明していた。
 首脳会談に官房副長官として同席した安倍氏は産経新聞の取材に対し、「田中(均・元外務省アジア大洋州)局長の担った段階の一部議事録がないのは問題だ。秘密外交になり、総力戦といえる状況ではなかった」と述べている。調査に関わった元政府高官は「拉致問題や経済協力問題がどう話し合われたかが分からない。記録を残すのが都合が悪かったのではないか」と話している。
(2)月刊日本2018年5月号

石井一 約束を破ったのは北朝鮮ではない、日本だ

1990年7月に金丸訪朝団の先遣隊の団長として訪朝しました。自社両党から3人ずつ代表を出し、6人で行きましてね。当時は1982年に第十八富士山丸の紅粉勇船長と栗原好雄機関長がスパイ容疑で拿捕された後、7年間も拘束されたままでした。この事件の解決のため長いこと協議し、救出できそうだという心証を得て、金丸訪朝団の実施を決めたわけです。

2か月後の金丸訪朝団では自民党、社会党、朝鮮労働党の間で三党合意を交わしました。そこで約束したのは、まず国交正常化のテーブルにつくことです。妙香山では金日成が金丸と二人きりになり、「ぜひ国交正常化をやってもらいたい」と頼みました。北朝鮮は経済的には相当困窮していましたから。金丸も理解を示し、「まず政府間交渉を進め、その後話がまとまれば、富士山の麓で調印式をやりましょう」と応じたのです。

次に戦後補償です。「戦前の償い」だけではなく「戦後の償い」を一応認めたわけです。北朝鮮はこの文言にこだわり続けたんですが、僕は「日韓基本条約で韓国には戦後の償いを認めていない。新たな問題になる」と主張し、机を叩きながら反対しました。ギリギリまで交渉しましたが、最後は金丸が「国交正常化が遅れた利息だ」と妥協して認めることになったのです。その結果、紅粉さんと栗原さんは無事に解放されて帰国しました。

ところが、日本国内は文句と北への批判ばかりで、アメリカや韓国も横槍を入れてきました。金丸はこの抵抗に抗しきれず、日本は国交正常化交渉のテーブルから降りてしまったわけです。このとき、僕は金丸に「アメリカを振り切って、自主外交を貫くべきです」と迫りましたが、当時の金丸の力をしてもできなかった。

(3)-1 金正恩氏、日本と対話に意欲 核実験場5月に廃棄:日本経済新聞
2018/4/30 1:13  【ソウル=恩地洋介】
より
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、安倍晋三首相と電話協議し、南北首脳会談の結果を説明した。文氏は日本人拉致問題の解決を望む安倍首相の意思を北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長に伝え、金正恩氏は「いつでも日本と対話する用意がある」と述べた。金正恩氏は豊渓里(プンゲリ)にある核実験場を5月に廃棄するとも表明した。韓国大統領府が発表した。
 首相は24日に文氏との電話協議で、日本人拉致問題を南北首脳会談で提起するよう要請していた。これを受けて文氏は27日、金正恩氏に「安倍首相も対話の意思を持っている。『過去の清算』の基盤となる国交正常化を望んでいる」と伝えた。金正恩氏が拉致問題に具体的に言及したかどうか韓国側は明らかにしていない。
より
2018年4月24日、韓国・イーデイリーは「27日に南北首脳会談を控えた韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に電話会談を要請した安倍晋三首相が、北朝鮮との過去の清算と関係正常化に言及した」と伝えた。日本植民地時代に対する補償金や日朝国交正常化の可能性も予想されているという。

記事によると、韓国大統領府報道官は「文大統領と安倍首相が24日午後に電話会談を行い、最近の韓半島(朝鮮半島)の情勢変化について意見を交わした」と明らかにした。会談で安倍首相は「平壌宣言」にも言及したという。

「平壌宣言」とは02年9月17日に当時の小泉純一郎首相が平壌を訪問し、金正日(キム・ジョンイル)総書記との会談で調印した宣言文書。日朝国交正常化と日本の植民地統治 に対する賠償問題などの内容が盛り込まれた。

同報道官は「平壌宣言に基づき同問題を解決していくという意思を明確に示した」と説明した。また、安倍首相は今回の南北首脳会談で日本人拉致被害者問題を積極的に取り扱うよう求めたという。これに対し、文大統領は「これまでも機会があるたびに拉致問題に言及してきた」とした上で「今回の会談でも、日本人拉致問題の解決が北東アジアの平和実現に役立つとの考えを金正恩(キム・ジョンウン)委員長に話す」と述べたという。記事は「文大統領が日本人拉致被害者問題に対し明確な回答をしたのは今回が初めて」と伝えている。

同報道官は「日本なしに非核化と韓半島の恒久的な平和定着は実現しない」とし、「安倍首相は具体的に北日(日朝 )国交正常化との表現は使っていないが、過去の清算との言葉を使ったことは大きな一歩」と述べたという。

これについて、韓国のネットユーザーからは「日米中が相次いで韓国にラブコールを送っている。やっぱり文大統領は正しかった」「ジャパンパッシングが効いたみたいだ」など韓国政府を評価する声が寄せられている。

一方で「清算の第一歩は謝罪」「日本はなぜ全てを金で解決しようとするのか…」「関係改善には金ではなく心からの謝罪と反省が必要」「まずは慰安婦問題を謝罪するべきでは?」と指摘する声や、「安倍首相は状況に応じて態度を180度変えるから危険だ」と警戒する声も寄せられている。

2. 「私の内閣で『必ず』解決する決意で拉致問題に取り組む。オールジャパンで結果を出していく」
週刊ポスト2018年6月1日号
政権に返り咲いた5年前、安倍氏は拉致被害者家族会にそう約束すると、国会答弁などでも「目的は(横田)めぐみさんはじめ拉致被害者『全員』を取り戻すことだ」(2014年3月19日、参院予算委員会)といった発言を繰り返した。

主張は正しい。他国に拉致された国民を全員帰国させるのは政府の責任だ。「だが」と拉致議連幹部がいう。

「総理のいう『必ず』解決のゴールはどこで、『全員』とは何人のことなのか。政府認定の拉致被害者はすでに帰国した5人を含めて17人。その他に、北に拉致された可能性が排除できない特定失踪者が約880人いる。あの言葉で、総理は拉致被害者を何人帰国させたとしても、全面解決とはいえなくなった」

金正恩にもそこを突かれた。日本側の要求が高いとわかると、北は首脳会談の相手から日本を外した。蚊帳の外に置かれた首相はトランプ大統領に「拉致解決」の口添えを頼み、拉致被害者家族を訪米させて国連本部で北朝鮮人権問題のシンポジウムを開くなど、国際社会に「北の非道」を訴える圧力外交を展開する。

それに対して、金正恩はこれ見よがしに「米国人の拉致被害者3人」を返してトランプ大統領を喜ばせた上で、日本人拉致については「解決済み」(朝鮮中央通信)とけんもほろろ。日米の拉致問題を分断され、手玉に取られたのだ。

北朝鮮の核・ミサイル問題でも、首相はこの4月、国会で重大な断定発言をしている。

「ICBM(大陸間弾道ミサイル)だけが廃棄されたのでは日本にとって『意味がない』。日本を射程に入れるミサイルもしっかりと廃棄されるべきだと話したい」

その通りである。北はすでに日本全域を射程に入れる準中距離弾道ミサイル「ノドン」を数百基配備している。ICBMが廃棄されれば米国に届くミサイルはなくなるが、ノドンを廃棄させない限り日本への脅威は残る。

しかし、「意味がない」と言い切ってしまうと、米朝首脳会談に進展があっても、ノドンが残る限り日本は「合意を歓迎する」とはいえなくなる。外交の選択肢を自ら大きく狭めてしまった。

こうみると、失言王の麻生氏と断言王・安倍首相の言葉の質の違いがよくわかる。麻生氏の失言は、本人が非を認めて渋々ではあっても謝罪、撤回すれば一応収まる。安倍首相の断定は訂正や撤回がきかない。

もったいない! イチゴ食べ放題での食い散らかしこそ、社会を破壊する行為

これは岸和田ではなく、岐阜のいちご園の話です。
ですが、岸和田にもいちご園はいくつかありますので、こんなもったいないことをするな!との怒りを込めて、シェアさせていただきます。
2.10投稿より

この映像どう思いますか?

やまがたいちご楽園雅 鈴木孔子 2017.2.10.jpg

今日イチゴ園であったお話です
イチゴ園ではいちご狩り体験をしてもらう施設ですが最近こんな食べ方をする方が増えています
果物は全て一つの実の中に甘いところもそうで無いところもあるでしょう
しかしその実は70日程前に花が咲きその後出来る限り大きく甘い実にするために毎日毎日手をかけ今のように寒い日はボイラーやエアコンをかけ大切に真っ赤な苺にしているわけです
やっと赤くなりお客様にどうぞ となるのですが先の方を一口食べて後はゴミ箱にに捨てられてしまったわけです

今年は寒くなかなかイチゴが赤くならず来て頂いた方にも満足していただけなかった日もありました
やっとやっとです
皆様に もう食べれない と言ってた頂けるくらいにあるようになったのです

その為に予約の数もグッと減らして来ました
なのに

食べ放題は良いとこだけ食べて良いという事ではありません
中に子供さんがこんな食べ方をする子がいますがその都度 イチゴさんいっぱい赤くなってるから緑のとこまで食べてあげて?
と話すと一生懸命ヘタまでしゃぶっているんです

なのに今日の方は際まで食べて下さいと話しても聞いてもらえませんでした

焼肉屋さんでも食べ残しは別料金徴収と書いてありますが 沢山食べるなと言われてるわけではありません
お腹いっぱい食べて下さい
でもそれ以上はお出し出来ません
という事では無いでしょうか?

皆さまこの飽食の時代のこの有様どう思われますか?
もしご同意頂けましたらシェアして頂けますか?

(引用ここまで)

生産者の無念や怒りが伝わってくる文章です。

いちご園も対策を取っていないわけではありません。

その後のコメントでは、

ゴミ箱は受付だけに設置して ヘタだけが入るA5サイズぐらいの紙袋を入場時に配布して いっぱいになったら 再度受付に行き ゴミ箱に捨てて紙袋を引き換えにもらう。

大半のイチゴハウスでされています。

車の運転もしかり 何事も 自分さえよければ 構わないのと同じなので システムで対応するしかないと思います」とあり、それでもこの有様なのは、故意に捨てていると言われても仕方がないと考えます。

以前、誰もが知っているミリオネアから「食い放題には行かん! なんで金払ってるのに、苦しい思いせなアカンねん!」との話を聞いたことがあります。

パッチもんが好きで、庶民感覚のミリオネアは、私より少しばかり年長ですから、50代で食べ放題に行こうやとはならんでしょうが、「貧乏症なので、行けば、元を取ろうと食べまくる」との説明に笑ったものです。

私も最近は食べ放題の店に行く機会は、ほぼなくなりました。

体を作るため、1日に1升飯を食べていた時分には、頻繁に行っていたものの、注文した食べ物を残したことはありませんし、今でも茶碗に飯粒を残して食べるようなことはしません。

生産者や流通・販売者、調理をしてくれる人がいて、やっと、私の口に入っているのですから、当たり前の話です。

自分が生産者になるというのは考えにくいでしょうから、プラモデルを例に取りましょう。

買ってきて完成させたプラモデルでもおいそれとは捨てられないでしょう?

このイチゴは、海洋堂のように自らフィギュアを何もないところから完成させて、それを無造作に捨てられているようなものです。

ボーメ君にそんな雑な扱いをしているか、買った人がそんなふうに扱っていると知って売るかと、訊いてみればよろしい。

日本は原油が止まれば、餓死する国です。

しかも現時点でも社会保障が不十分で、餓死する人がいる国です。

食糧自給率も、先進国で唯一積極的に下げ、工業製品を売って、その代わりに発展途上国から食糧を買えば良いなどという、脳天気な国です。

気候変動で局地的な異常気象が起きまくっているのに、食糧輸出国で災害が発生して、輸出できなくなればどうするつもりなのでしょうか?

それを見越して、また兵器でなく食糧が武器になるとの考えから、欧米では自国の安全保障として食料自給質を下げないように努力しているのに、日本と言えば、「仮想敵国は反日の中韓だ!」などと勇ましく虚勢を張っていても、中国からの食糧輸出が止まれば、たちまち困るんですよ。

農水省HP (1)世界の食料事情と農産物貿易交渉 イ 我が国の農産物貿易の動向

http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h18_h/trend/1/t1_1_1_02.html

にもこう書いています。

「我が国の農産物輸入は、米国、中国等上位5か国で6割強を占めており、特定国に依存した構造となっている。 品目別では、小麦は米国とカナダ、大豆は米国とブラジルで8割を占め、とうもろこしでは米国、牛肉では豪州のみで8割以上を占めている」

食料生産に欠かせない石油も、アラブからの輸入に偏重していて、これも安全保障上問題です。

ネトウヨのように先のことを考えずに行動・発言する人々が増えています。

そんな人に説明をしても、反論できないので、対話自体をやめます。

そんな勢力の筆頭が維新であり、安倍政権です。

だからこそ、2008年ハシシタ知事以降も大阪府の財政状況は好転せず、長期安倍政権となっても、団塊世代のリタイヤ以外の要因による就労改善がありません。

そこに目を背けて、「民主党政権よりマシ」を繰り返すばかりなのは結構ですが、この本でも読んで、実際のデータによってドアホノミクス、デマノミクスの事実について知る努力もしたほうが良いですよ。

アベノミクスによろしく (インターナショナル新書) -
アベノミクスによろしく (インターナショナル新書) –

大阪は特に、子ども食堂で、少しでも子どもの貧困の連鎖を止める必要がある地域です。

大阪府における子どもの貧困対策について 

2014.11.18 P2

http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/2182/00167741/sankousiryou1.pdf

より

就学援助率は全国平均より高い( H24 年度) 大阪府 26.65 % 全国 15.64 % 

子ども の貧困率 ※ 全国 数値(H24年度) 16.3 % 子どもがいる現役世帯のうち大人が一人の貧困率 54.6 %このような食い散らかしが、岸和田でなされないよう、キョロちゃんに問いかけながら願います。

竹島を不法占拠した国は? 北方領土も含め、アメリカでしょ。 日本政府も盲従してるけど。

不法に分捕ったのはアメリカです。
竹島記載をあえて消していますから。
 
そしてそれを容認したのは日本外務省です。
竹島については、シーボルトGHQ外交局長の意見を受けて49年12月29日草案で初めて「朝鮮の一部」から「日本領」と明記するが、朝鮮戦争開戦後ダレスの元で作成された50年8月7日以降の草案は簡略化され、「竹島」の表記が消されている。
沖縄や奄美、小笠原などとも放棄対象になっていないが、日本領とも規定されておらず「米国を唯一の施政権者とする信託統治制度の下に置くこととする」とあるだけだ。
日本外務省も条約局が中心となって領土問題に関する7冊の英文書を作成し、GHQに提出している。
そのうち46年11月発行 の「千島列島、歯舞、色丹」では、ヤルタ協定を無視できなかったのか、米12月19日見解と同じく歯舞・色丹を北海道と同じく色を塗り、国後・択捉に関しては南千島として北千島と同じく白抜きで示されている。
この文書は「作成から30年間は開封を禁じる」と表記されており、94年9月、豪国立公文書館で原貴美恵・合国立大院生が発見し、5月には論文発表。
7月12日に朝日新聞が報道すると、日本外務省が待ったをかけたのか、その後原氏が竹島や尖閣のものを公開請求しても公開されることはなかった。
194611Map0_thumb外務省作 北方領土地図 表紙.jpg
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しかも、2006年に鈴木宗男氏にこの地図について質問されると、小泉首相は「答えを差し控えたい」として誤魔化しています。
そんな胡麻化すなら、他国を「不法占拠している」なんていう前に、自国資料とその米奴隷としての立場の検証をなさい。
以下のような記事を書かれている場合じゃないでしょ!
より
 現在、日本のすべての小中教科書には「独島(日本名・竹島)は日本の固有の領土である。韓国が不法占拠している」と記述されている。最近、日本の小学生対象の模擬試験問題に「竹島を不法占拠している国を選びなさい」という問題まで登場した。
 共同通信は20日、東日本地域に拠点を置くある模試会社が今年の試験に「竹島を不法に占領している国」を尋ねる問題を出題したと報じた。同会社の独島関連の問題を見ると、東アジア地域の地図を提示した後、「日本の領土である竹島を不法に占領している国を次から選びなさい」として、ロシア、中国、韓国、北朝鮮の国名と国旗を並べている。共同通信によると、この会社の担当者は「2013年ごろから一部の私立中入試で領土を取り上げるようになり、高学年の社会科教科書を発行する4社全てが竹島と尖閣諸島(中国名・釣魚島)を記述するようになって以降は、『受験生にとって当然の知識になった』」と語ったという。
 安倍晋三首相は、2012年12月に政権を奪還した後、2014年には小学校教科書に、2015年には中学校教科書に「韓国が竹島を不法占拠している」という内容が含まれるようにしており、今年3月には、来年から使われる高校の教科書にも同じ記述を盛り込ませた。日本政府は、以前はロシアと日本が領土紛争を繰り広げている北方領土(千島列島南端の4島)のみ、教科書に記述するように求めていただけで、独島については出版社の自律に任せていた。
参考:
平成十八年二月十五日提出 質問第七二号

一九四六年十一月に外務省が連合軍総司令部に提出した北方領土問題についての調書に関する質問主意書
提出者  鈴木宗男

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一九四六年十一月に外務省が連合軍総司令部に提出した北方領土問題についての調書に関する質問主意書

一 一九四六年十一月に外務省が連合軍総司令部外交局に対して、“Minor Islands Adjacent to Japan Proper. Part I. The Kurile Islands, the Habomais and Shikotan”(『日本本土に隣接する諸小島。第一部、クリル列島、歯舞群島及び色丹島』)という英文の本文十頁、巻頭地図二葉、末尾付図七葉の調書を提出した事実があるか。
二 一の調書において、「エンサイクロペディア・ブリタニカ」並びにリッピンコットの「世界地図」では、色丹島はクリル諸島に含められているとの趣旨の記述があるか。
三 一の調書において、近年、日本ではクリル諸島が北部、中部、南部の三つに分けられ、南クリル・グループは国後、択捉、色丹を含んでいたが、歯舞群島はクリル諸島には含まれていないとの趣旨の記述があるか。
四 一の調書は一九四六年十一月時点での政府の公式の立場を反映したものか。

 右質問する。


平成十八年二月二十四日受領 答弁第七二号

  内閣衆質一六四第七二号  平成十八年二月二十四日

内閣総理大臣 小泉純一郎

       衆議院議長 河野洋平 殿

衆議院議員鈴木宗男君提出一九四六年十一月に外務省が連合軍総司令部に提出した北方領土問題についての調書に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。

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衆議院議員鈴木宗男君提出一九四六年十一月に外務省が連合軍総司令部に提出した北方領土問題についての調書に関する質問に対する答弁書

一から四までについて

 御指摘の調書の存否を含め、平和条約の締結に関する交渉(以下「交渉」という。)の内容にかかわる事柄について明らかにすることは、今後の交渉に支障を来すおそれがあることから、外務省としてお答えすることは差し控えたい。いずれにせよ、日本国との平和条約(昭和二十七年条約第五号)にいう千島列島とは、我が国がロシアとの間に結んだ千八百五十五年の日魯通好条約及び千八百七十五年の樺太・千島交換条約からも明らかなように、ウルップ島以北の島々を指すものであり、択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島は含まれていない。

メモ 水俣と福島に共通する10の手口

堺町の公民館でもお話されたことのあるアイリーン=美緒子=スミスさんの指摘から。
水俣と福島に共通する10の手口.jpg
私は日本政府の一貫した姿勢を“棄民国家”と呼んでいます。
国家や企業のために戦前は中南米に、戦中は満州に、そして沖縄を、南方や満州の日本兵を、戦後は公害患者や薬害被害者、女性、障がいのある人、子ども、高齢者、労働者とあらゆる国民を棄てまくっているのが国家であり、戦後は自民党政府の姿です。
イタイイタイ病、水俣病、銅山の開発により排煙、鉱毒ガス、鉱毒水などの有害物質が周辺環境に著しい影響をもたらした多くの、目も当てられぬ公害病!
3・11大地震の影響で再び渡良瀬川下流から基準値を超える鉛が検出される公害や、年間積算被曝線量年20ミリシーベルト以下へと大幅に基準を緩和して放射能汚染地域へと帰還させる政策。
「年間積算被曝線量年20ミリシーベルト」がいかに過大な数字かを示しておく。
一般市民の被ばく限度は「年1ミリシーベルト」(放射線障害防止法)
病院のレントゲン室などの放射線管理区域は「年5.2ミリシーベルト」(放射線障害防止法)
放射線管理区域では、18歳未満の就労が禁止され、飲食も禁止されている。
原発等の労働者がガンや白血病で亡くなった場合の労災認定基準は、年5ミリシーベルト以上
(累計5.2ミリシーベルトで労災が認定されている)
こんな無茶苦茶な政府や企業に抗う人々に対して、政府がやってきたことがこの「10の手口」だ。
現に今でも水俣では、「観光の妨げになるから、患者は地域から出て行け!」との声も聞かれるという。
更に悲惨なのは、その声を発する人もまた水俣病の兆候があるということだ。
そして山間部の居住者も、ようやく近年になって罹患の可能性が指摘されているが、自ら声をあげなければ放置されたままだ。
こうして市民同士、弱者同士を争わせて、巨悪は高枕で眠っているのが、日本社会(米などでも見られる姿)であることを、市民こそが検証し、語り継ぐべきなのだ。
ノーベル平和賞作家、エリ=ヴィーゼルの言葉も追加。
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ナチス迫害時のマルチン=ニーメラ-神父の言葉にも通じます。
民主主義構築のため、権力に抗う市民の動きを阻むのは、腐った政府よりも、無関心無感動な市民なのです。

SAPIO 2017年5月号より 昭和天皇は日本人じゃないという百田尚樹

対中政策の秘策 中国を偉大な国と勘違いさせる「漢文」の授業は廃止せよ/百田尚樹
って記事。
百田記事.jpg
桐島、漢文やめるってよ!?
百田氏は漢字って何かわかってないんだね。
「何度もこの漢字を書くのだから、字形をくずして簡略化しよう!」が、ひらがな・カタカナなんだけど、それもなくして、人工文字のハングルでも使おうってか?
おいおい、せっかくあまり不自由せずに日本語を使って生活しているんだから、勘弁してくれや。
また、この百田文章からは、別の話題も派生する。
泥さんの指摘をパクる。
泥 憲和
2017.4.4

【昭和天皇は日本人じゃないという百田尚樹】

 記事本文がちょっと読めるから眺めてたら、この人、昭和天皇をディスってるよ!
 「宋襄の仁 そうじょうのじん」のとこ。

 宋襄の仁というのは、宋の国の襄王が、いま攻めれば大勝ちできるのに「それは卑怯だ」といってチャンスを逃し、負けちゃったという故事。
 キレイゴトばかりいってたら現実世界でやっていけないよという教訓話です。
 勝つためには手段を選ぶな!こういう考えの持ち主が中国人で、日本人はもっとマコトを大切にする民族だーっ!とヒャクタ先生はいうのです。
 美しい国ニッポン、道義大国ニッポンですね。

 ところで昔々、昭和天皇が「宋襄の仁」を口にしてはります。
 それはヒャクタ先生やそのお仲間が忘れてしまった1941年のこと。
 前年の1940年、ドイツ軍がフランス全土を占領しました。
 帝国はこの機に乗じてフランス領ベトナムの北部に兵を送り、占領してしまいます。(大した道義大国ですな)
 翌年、1941年のこと。
 帝国陸軍は調子に乗って南ベトナムも取りたいと言い出します。
 2月、このプランを、天皇は裁可します。

 昭和天皇は木戸幸一内大臣にこう語っています。
 
 「自分としては主義としては相手方の弱りたるに乗じて要求をなすが如き、いわゆる火事場泥棒式のことは好まないのであるが、今日の世界の大変局に対処する場合、いわゆる宋襄の仁をなすが如き結果になっても面白くないので、あの案は認めておいた。」
 『木戸日記』より

 あっら~。
 キレイゴトいってても面白くない。
 火事場泥棒は好きじゃないけど、やっちまおうぜ。
 ・・・中国人と同じ考えですがな。
 どうしましょ、ヒャクタ先生。

維新信者からすれば、政府に拉致被害の責任はないだって?

拉致被害については、そもそも新潟県警が不審者情報から注意せねばならんとわかってたのに、放置し続け、自分とこだけでなく、日本海沿岸各県警への連絡も怠ったがための人災的要素があると、私は考えています。
この考えを補完するするような不始末をその後も行っているとの例を、私のページで批判しました。
昭和63(1988年)年3月26日第112回国会 予算委員会 第15号議事録と、第142回国会 法務委員会 第2号平成十年三月十一日による、日本人拉致疑惑(当時)について、
88年時点で、政府(梶山国家公安委員長)は、3組(蓮池薫夫妻、地村保志夫妻、市川修一・増元るみ子さん)のアベック拉致事件を、共和国による反抗が濃厚と答弁し、捜査の続行を約束していますが、
10年後の国会答弁では、時効に近いということで、その証拠物を処分しているとしていることを示唆する旨の内容です。
そこで維新信者からいただいたコメントがコチラ。
Hirosi 
何が云いたいのかよく分からん。
別に日本人が100人200人拉致されても痛くもかゆくもない。
交通事故ででも死んだと思えばいい。
警察がどうのこうのと云うより日本の海岸線は長い。
こんなのを完全に見張ることは現実的に不可能。
また、当時日本人拉致など想定していなかった。
過ぎたことを言うよりこれからの方が大事だろう。
(引用ここまで)
彼は、維新政治塾生・サポーターである。
こんなコメントが、誰にでも見えるところでできるなんて、維新って素敵やん。
 
これを容認した時点で、公党の看板を下ろさねばならんだろうけど。

日本を取り巻く海岸線が「長い」のは、不要証事実だろうが、それを言うなら「日本海なんて長すぎて防煙できるはずないじゃ~ん」とでもアホの足立に国会質問させればよいだけの話。

拉致被害を言うなら、並行して、政府の責任も追求すべきでしょ。
ということで、国会答弁からそのずさんさを証明する。

昭和63(1988年)年3月26日第112回国会 予算委員会 第15号議事録
◆橋本敦君 
ところで話は変わりますが、大阪でコックをしていた原さんという人が突然誘拐されたらしくて所在不明になった。ところが、この原氏と名のる、成り済ました人物が逮捕されてこのことがはっきりしてきたという事件があるようですが、警察庁、説明してください。
政府委員(城内康光君) 
お答えします。
 ただいま御質問にありました事件は、いわゆる辛光洙事件というものでございます。これは韓国におきまして一九八五年に摘発した事件でございます。その事 件の捜査を韓国側でやったわけでございますが、私どもはICPOルートを通じてそういったことを掌握しておるわけでございまして、それによりますと、一九 八〇年に、大阪の当時四十三歳、独身の中華料理店のコックさんが宮崎の青島海岸付近から船に乗せられて拉致されたというような状況がわかっております。
◆橋本敦君 
辛光洙とはどういう人物ですか。
◆政府委員(城内康光君) 
お答えいたします。
 本件につきましては、私どもの方で捜査をしたわけではございませんので十分知り得ませんが、私どもとしては恐らく不法に侵入した北朝鮮の工作員であろうというふうに考えております。
◆橋本敦君 
共犯があると思いますが、共犯者はどういう名前ですか。
◆政府委員(城内康光君) 
お答えいたします。
 共犯者としては、名前が出ておりますのは、同じく北朝鮮工作員の金吉旭という名前が出ております。
◆橋本敦君 
その金吉旭は、日本女性の拉致という問題について何らか供述しているという情報に接しておりませんか。
◆政府委員(城内康光君) 
お答えいたします。
 この北朝鮮工作員金吉旭が一九七八年に次のような指示を上部から受けておるということを承知しております。すなわち、四十五歳から五十歳の独身日本人男性と二十歳代の未婚の日本人女性を北朝鮮へ連れてくるようにという指示を受けていたということでございます。
◆橋本敦君 
それらが事実とするならば、恐るべき許しがたい国際的謀略であると言わなければなりません。
 外務省に伺いますが、同じ昭和五十三年、私が問題にしている一連の事件と同じ年ですが、レバノンでも女性の誘拐事件があったというそういう情報を御存じですか。
◆政府委員(恩田宗君) 
昭和五十三年の十月三十日から十一月九日までの間に、数回にわたりまして「アンナハール」、それから「ロリアン」というレバノンの日刊紙が誘拐事件について報道している、その報道内容は承知しております。
◆橋本敦君 
説明してください。
◆政府委員(恩田宗君) 
内容は、昭和五十三年の春にレバノン人女性五名、これは四名と言っている新聞もございます、が、東京または香港のいずれかのホテルで働くためと言われ、レ バノン人に連れられて出国し、最終的には平壌に連れていかれ、訓練キャンプにおいて柔道、空手、諜報技術等を学ばされたが、昭和五十四年秋までにすべての 女性がレバノンに帰国した、こういう事実が報道されております。
◆橋本敦君 
その事実が発覚をして、レバノンのブトロス外務大臣が北朝鮮に厳重に抗議をして、ようやくみんなレバノンに帰ることができたというのが事実じゃありませんか。
◆政府委員(恩田宗君) 
私どもが承知しておりますのは新聞の報道でございまして、新聞の報道によりますと、レバノン外務省儀典長が当時の北朝鮮通商代表部、レバノンにある通商代表部に申し入れたということだそうでございます。
◆橋本敦君 
だから、基本的に私が言っている事実に合っているわけです。
 もう一つ、外務省、こういう事実を知っていますか。つまり、昭和五十三年六月のことですが、韓国の映画監督の申相玉氏とその夫人の崔銀姫、この二人、これの拉致事件が起こっていた。この二人はその後脱出をして今アメリカに在住しているようですが、御存じですか。
◆政府委員(藤田公郎君) 
私ども承知いたしておりますのは、女優の崔銀姫さんが五十三年の一月、映画監督の申相玉さんが同じ年の七月にそれぞれ香港で北朝鮮に拉致をされ、特に監督 の方は後を追って行かれたわけですが、投獄をされたりしてしばらく北鮮におられた後映画作製に従事をされ、すきを見て昭和六十一年三月、オーストリアにお きまして米国大使館に逃げ込まれた、日本のジャーナリストの協力を得て逃げ込まれたそうですが、ということが三月に報道が行われまして、五月にお二人が米 国において記者会見をされて詳細な事実関係の発表をしておられます。
~中略~
◆国務大臣(梶山静六君) 
昭和五十三年以来の一連のアベック行方不明事犯、恐らくは北朝鮮による拉致の疑いが十分濃厚でございます。解明 が大変困難ではございますけれども、事態の重大性にかんがみ、今後とも真相究明のために全力を尽くしていかなければならないと考えておりますし、本人はも ちろんでございますが、御家族の皆さん方に深い御同情を申し上げる次第であります。○橋本敦君 外務大臣、いかがでしょうか。
◆国務大臣(宇野宗佑君) 
ただいま国家公安委員長が申されたような気持ち、全く同じでございます。もし、この近代国家、我々の主権が侵さ れておったという問題は先ほど申し上げましたけれども、このような今平和な世界において全くもって許しがたい人道上の問題がかりそめにも行われておるとい うことに対しましては、むしろ強い憤りを覚えております。
◆橋本敦君 
警備局長にお伺いしますが、これが誘拐事件だとして、時効の点を私は心配するわけであります。しかし、今国家公安委員長もお話しのように、あるいは外務大臣もお話しのように、これが北朝鮮の工作グループによる犯行だというそういう疑い がある。これが疑いじゃなくて事実がはっきりするならば、これは犯人は外国にいるという状況がはっきりしますから、その意味では時効にはかからない、そう いうことは法律的に言えるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◆政府委員(城内康光君) 
お答えいたします。 まず、一連の事件につきましては北朝鮮による拉致の疑いが持たれるところでありまして、既にそういった観点から捜査を行っておるわけであります。 一般論としてお答えいたしますと、被疑者が国外に逃亡している場合には時効は停止しているということが法律の規定でございます。
たかひら注:
88年時点で、政府(梶山国家公安委員長)は、3組(蓮池薫夫妻、地村保志夫妻、市川修一・増元るみ子さん)のアベック拉致事件を、共和国による反抗が濃厚と答弁し、捜査の続行を約束していますが、
10年後の国会答弁では、時効に近いということで、その証拠物を処分しているとしています。
第142回国会 法務委員会 第2号平成十年三月十一日(水曜日)

木島日出夫
警察庁長官官房審議官     奥村萬壽雄
法務省刑事局長 原田 明夫
◆木島委員 

大分古い事件でありますが、法的にまだ時効は完成していないという立場で捜査を続行していると聞いていいのですか。○奥村説明員 これは北朝鮮による拉致事件ということでございますので、時効の停止、犯人が海外へ行っている間は時効は停止するという規定がございますので、時効が停止しているという前提のもとで捜査を行っておるということでございます。(略)

◆木島委員 

この未遂事件の被疑者不詳ということですが、その後北朝鮮による拉致の疑いもあるということで記録は保存しておると。もし北朝鮮による拉致未遂事件だということになれば、これは時効はとまると考えていいんですか。
◆原田(明)政府委員 
もし今後犯人が判明いたしまして、ある期間海外逃亡中であったという事実が認められますならば、その間の時効の進行 は刑事訴訟法の二百五十五条によりまして停止いたしますため、その段階で改めて公訴時効の完成の有無が考慮される、検討されるということになるかと存じま す。
~中略~

◆木島委員 

その証拠物というのはどんなものだったんでしょうか。
◆原田(明)政府委員 
証拠物は、寝袋用の袋、そのバンド、タオル、マスク、手錠、その連結金具、バスタオル、サンバイザー等であったと記録が残っております。○木島委員 何で廃棄処分しちゃったんでしょうか。○原田(明)政府委員 これは、当時の事情といたしまして、時効寸前にかかわるものということで送致され、被疑者不詳ということで廃棄されたものというふうに考えております。
(引用ここまで)
結論:
一連の拉致事件に関して、「北朝鮮の疑いが濃厚」、拉致首謀者への「時効は停止」としておきながら、残された証拠物件を「当時の時効寸前にかかわるもの」として廃棄処分し、80年代において、充分に捜査・調査を行ってこなかったばかりか、10年以上も放置してきた日本政府の責任は、共和国への責任追及と並行して検証すべきであるが、後者が感情的に「制裁」として用いられる一方、後者はなし崩しとされ忘れられている。

また、この政府の姿勢は、天木直人・元レバノン大使も『さらば外務省!』で

「拉致被害者の救済問題への外務省のこれまでの取り組みも、『不作為』の犯罪と言うべきである。 北朝鮮との関係を正常化する問題を担当する、特命大使のポストが置かれたのは1990年である。 以来このポストの大使の重要な使命のひとつは、拉致被害者の救済であったはずである。 しかし歴代のこのポストの大使は、ほとんど開かれることのない北朝鮮との交渉をひたすら待つだけで、百何十万円の月給をもらい続けてきたのである。」(P229)と糾弾しているもの。

こういった国会答弁や事実があるにも関わらず、よくぞ冒頭のような暴言を吐くものだ。
これを知れば、安倍ちゃんもお怒りになるだろう。

あ、今はネトウヨ小問題でアッキードだかアベノゲートだかの疑獄事件をどう乗り切るかで、それどころじゃない、精いっぱいだったわね。

明仁氏と上田正昭・京都大学名誉教授との交流

皇族と言えば、現天皇の明仁氏だが、ネトウヨに更に地団駄踏ませる事実がある。
2016年3月13日に享年88歳でこの世を去った上田正昭・京都大学名誉教授との交流である。

上田さんは日本及び東アジアの古代史を専攻、特にそれまでの日本古代史家のほとんどが扱ってこなかった古代の朝鮮半島と日本列島の人々の交流を深く追究していた。
1965年発刊の『帰化人‐古代日本国家の成立をめぐって』(中央公論社)においては、
日本の古代国家の成立や古代日本文化の発展に朝鮮半島から大量に渡来してきた人々の活躍について、
日本古代国家がまず存在して、その国家に朝鮮半島からやって来た人々が「帰依」したのではなく、主に朝鮮半島からの人々をして(いくたびかの渡来の波を経て)日本古代国家が成立したのであり、「帰化人」の呼称を改める必要があると、最初に指摘している。

この考えは広 く受け入れられ、今では、「渡来人」の語は、教科書を含めてほとんどの歴史書で当たり前の語彙として用いられるとともに、2001年12月18日、明仁氏自身も日韓共催のサッカーW杯大会を前に韓国に対する印象を記者に問われて、
「日本と韓国との人々の間には,古くから深い交流があったことは,日本書紀などに詳しく記されています。 韓国から移住した人々や,招へいされた人々によって,様々な文化や技術が伝えられました。 宮内庁楽部の楽師の中には,当時の移住者の子孫で,代々楽師を務め,今も折々に雅楽を演奏している人があります。こうした文化や技術が,日本の人々の熱意と韓国の人々の友好的態度によって日本にもたらされたことは,幸いなことだったと思います。 日本のその後の発展に,大きく寄与したことと思っています。
私自身としては,桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると,続日本紀に記されていることに,韓国とのゆかりを感じています。武寧王は日本との関係が深く,この時以 来,日本に五経博士が代々招へいされるようになりました。また,武寧王の子,聖明王は,日本に仏教を伝えたことで知られております。」と語る根拠となっている。

宮殿 石橋の間)

上田さん自身は、これを1967年の前著や『大和朝廷』(角川書店)で明らかにしたが、当時右翼の街宣車が京都大学や自宅にまで、連日押しかけて、上田氏に罵声を浴びせている。

さて、この度、私が西村さんや植田さんと話した役人からも聞いた情報を、西村さんが既に発表していたので、書くことにする。
ちなみに西村さんって、豊田商事の永野会長刺殺事件の時にも現場で刺し殺した被疑者にインタビューしたり、第十八富士山丸事件人の取材をした人です。

上田さんは何度も御所に呼ばれているので、風邪気味で熱があると侍従長からの電話を断った時もあった。
その時、直接かけてきたのは明仁氏だ。
上田さんは、その状態で御所へ向かった。

明仁夫妻は、帰りも上田さんを厳寒の車寄せまで見送っている。
侍従長曰く、そんな場所まで見送った来客は、上田さん以外いないとのこと。

 

ところで、ネトウヨや日本会議御用達の学者は東京にワンサといるようだが、誰か御所でも皇居でも呼ばれたネトウヨ推薦の学者とかいるんかね?

ジャーナリスト 西村 秀樹
より
宮内庁のホームページによると、平成13年つまり2001年、皇居で毎年催される歌会始(うたかいはじめ)は1月12日(金曜日)だと確認できる。
この年、上田は歌会の召人に選ばれる。
HPによると、「人々が集まって共通の題で歌を詠み、その歌を披講する会を歌会といいます。(略)これらの中で天皇が年の始めの歌会としてお催しになる歌御会始(うたごかいはじめ)といいました。先の大戦後、召人は広く各分野で活躍し貢献している人を選び」ましたと書いてある。
この文章の始め、上田が宮司を務める小幡神社境内に上田の詠んだ歌が歌碑になっていることを紹介したが、そもそもは2001年のことが始まりだ。
同じ2001年12月18日、明仁(あきひと)天皇は宮内庁記者クラブのメンバーとの記者会見に臨んだ。HPに「お誕生日に際し(平成13年)」と題する質疑応答が掲載されているので、そこから引用する。
記者からは翌年2002年に開催予定のサッカーワールドカップの日韓共同開催を前提に「歴史的、地理的にも近い韓国に対し、陛下がもっておられる関心、思いなどをお聞かせください」と質問した。
天皇からの答えは以下のようであった。ちょっと長いが引用する。
「私自身としては、桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると、続日本紀に記されていることに、韓国とのゆかりを感じています、武寧王は日本との関係が深く、この時以来、日本に五経博士が代々招へいされるようになりました。また、武寧王の子、聖明王は、日本に仏教を伝えたことで知られております。
しかし、残念なことに、韓国との交流は、このような交流ばかりではありませんでした。このことを、私どもは忘れてはならないと思います」。
さらに、今後のことについて、こう釘を刺して発言している。
「ワールドカップを控え、両国民の交流が盛んになってきていますが、それが良い方向に向かうためには、両国の人々が、それぞれの国が歩んできた道を、個々の出来事において正確に知ることに努め、個人個人として、互いの立場を理解することが大切と考えます。両国民の間に理解と信頼感が深まることを願っています」とまとめた。
この発言は、韓国の新聞社はほとんど一面トップで大きく報じた。日本国内では、朝日新聞だけが発言を紹介した。記事はこうだ。「天皇陛下、W杯で交流に期待」「韓国とのゆかり感じてます」「桓武天皇の生母、百済王の子孫と続日本紀」と続いた。
実は、天皇と皇后が京都に宿泊した際、上田を京都御所に招待し、三人でゆっくり食事をしながら歴史話に興じたとの話題を、上田から聴いたことであった。
昨年末の亀岡でのインタビューも、実は2009年にJR車中で上田本人から打ち明けられたことを改めて確認すること、ディテールを詰めることであった。
招待の名目は、歌会始の召人を務めたことに対し、いわば「お疲れさま」とでも言おうか、返礼の催しであったという。時期はわたしが上田から高月町から京都までJRの車内で二人きりの秘密レクチャーを受けた前年の2008年、明仁(あきひと)天皇と美智子皇后が「源氏物語千年紀記念式典臨席」で奈良と京都を訪れた時期(10月30日から11月2日)で京都滞在中の11月1日。時間は午後7時すぎからおよそ2時間に及んだ。
場所は、京都御所の一画にある大宮御所。大宮御所の紹介として、京都御所の一部で、天皇、皇后、皇太子および皇太子妃の行幸啓の際の宿泊に使用されているとあるので、場所は京都御所のなかにある大宮御所に違いない。
以下は、上田から直接聞いた話である。
上田が御所に到着すると、玄関に天皇と皇后が出迎えたという。
食事の席につくと、天皇から歌会始の召人へのねぎらいがあり、皇后からは
「京都に宿泊するときは、京都の料理人に食事を作ってもらうのですが、今回は上田先生をおもてなしするために、皇居から料理人を連れてきました」ともてなしの言葉があったという。
TBSテレビの『天皇の料理番』でも紹介されていたが、天皇、皇后の料理をつくるのは単に料理の腕がいいだけではなく、天皇皇后の健康を考えたり、次の行程を考慮してのメニューを作らねばならないだけにたいへんな仕事ではあろう。
天皇と皇后、それに上田の会話のあれこれを記すことはなかなかに難しいことだが、上田が話してくれて興味深かったことは、「侍従からの話では、天皇は宮殿でのご進講の折、東京大の教授でも呼びかけるとき皆、苗字だけですが、先生と付けてお話になるのは上田先生だけです」とのことであった。
美智子皇后からは「先生、どうして教科書に南朝のことはあまり書いていないのでしょうね」と質問を受けたこと。
また天皇から、上田の「帰化人」を学習院大学時代に読んだこと、あるいは百済復興の最後の戦闘である白村江の戦い(663年)、さらには武寧王、百済仏教の日本伝来などなど、東アジアの古代史に関して数多くの質問が飛び出したと、上田は熱心に話してくれた。

人々が思いやり、支え合う“人間の社会”をネトウヨの破壊から取り戻す!!

ネトウヨ本が出始めた頃は読んでは見たし、日本軍はアジアに良いことをした、加害なんて知らんもんね本についても何冊も読んでいる。
しかも歴史問題では右派とされる、秦郁彦、半藤一利、保阪正康さんらの書籍にこそ、笠原十九司、林博史、藤原彰、洞富雄、吉田裕、吉見義明さんらといった面々のものより親しんでいるといえるかもしれぬ。
両論併記だとか言う輩がいるが、日本社会では圧倒的に加害事実を知る機会は少なく、むしろ「美しい日本」ばかりが喧伝される。
ネトウヨや議員とも日々やり合っているが、一つ一つの事実を見ないで、都合のよいつまみ食いばかりしているので、事実の積み重ねによる歴史全体など見えようはずがなく、だからこそ個別具体で問うと途端に口ごもる。
「切り取り」こそがネトウヨの典型的手口であり、また自らもメディアがそれを行うと与党国会議員すらも言い立てる。
確かに時間の限られた中での報道で「切り取り」はある。
だが、それは全体文脈を捻じ曲げたものだろうか?
ネトウヨらの「切り取り」は、まさに自らの主張に沿う形で編集し、「切り取り」、根拠としている。
例えば、沖縄で基地建設に賛同する安倍&米軍奴隷として、デマ情報を現地から発信しまくり、内地のネトウヨを騙し続けているボギーてどこんこと手登根安則氏(2016参議院選で日本のこころを大切にする党より出馬し落選)の映像。

「土人発言より酷い沖縄サヨク暴言集」

2016/10/23 に公開

このような暴言が日常茶飯事に発せられているのにも関わらず、沖縄マスコミは一切スルーです。

この投稿はなぜ動画ではなく、写真のつなぎ合わせ&音声だけなのか?

編集前の生映像では、警察やその支援をするネトウヨ(沖縄からも右翼は来るようで、その黒車にはヒノマルと星条旗が描かれていると聞く)側の暴力的行為などがあるのではないかと勘繰らざるを得ない。

それをボビー氏のページでコメントして問うたが、返答はない。

更に

手登根 安則さんが21枚の新しい写真やでを追加したで。

10月27日 の14:20

信頼できる筋からの情報。

沖縄県警及び機動隊に対して
自称「非暴力のヘイワ団体」が投げつけている言葉が明らかになりました。
このような言葉を数名、数十名から繰り返し繰り返し投げつけられれば
人はどうなるでしょうか?
今回「土人」と発言をした警察官を擁護するつもりはありませんが
もしこのような言葉を近距離で繰り返し浴びせられたら
ご自身が我慢できるかどうか考えてみてください。

①お前は心が歪んでいるから顔も歪んでいる。
②米軍の犬、政府の犬、安倍の犬、人殺し、デブ、豚、熊。
③お前ら顔覚えているから街で会ったら覚えとけ、死んでるから。
④次ぎ会ったときは殺し合いのケンカだ。
⑤お前の顔と家族の顔をネットで世界にアップしてやる。
⑥孫の代まで呪ってやるからな。
⑦お前八つ裂きにしてやる。
⑧お前の家は判っているぞ、横断幕を設置してやる。
⑨お前らは犬だから言葉は判らないだろう。
⑩大阪の人間は金に汚いよね。
⑪子供はいるか? 人殺しの親め。
⑫お前が戦争に行って死ね。
⑬火炎瓶や鉄パイプで闘う方法もある。
⑭お前ら、人殺しの子供は人殺しだ。
⑮お前らを殺し、俺も死ぬ。
⑯俺は死ぬときはひとりでは死なないからな。
⑰街を歩くときには後ろに気をつけろ。

以上、ソースは近々明らかにさせていただきます。

などとも投稿があるが、投稿されているのは写真であり、ボビー氏は音の出る写真なるものを開発したのだろうか?
なに?そりゃトーキーだろう?

なら、なぜ前後も含めた映像で明らかにしないのか?

しかも「信頼できる筋」って何だ?

それって、こういうことかね?

百田尚樹 @hyakutanaoki
23:24 – 2014年11月30日

たかじん氏の娘が出版差し止め請求の裁判を起こしてきた。裁判となれば、
今まで言わなかったこと、本には敢えて書かなかったいろんな証拠を、すべて法廷に提出する。
一番おぞましい人間は誰か、真実はどこにあるか、すべて明らかになる。世間はびっくりするぞ。

このように大風呂敷を広げて公言しながら、百田氏はその最後の妻と創り上げた妄想である『殉愛』について、やしきたかじん氏の娘などに訴えられ、敗訴しているんだが。

 

前置きが長くなりました。

本題の坂東忠信氏について書きます。

HPでは、

宮城県出身。昭和61年警視庁に奉職。巡査を拝命後、交番勤務員、機動隊員、刑事、北京語通訳捜査官として新宿、池袋などの警察署、警視庁本部で勤務。

北京語通訳捜査官として、中国人犯罪の捜査活動に多く従事。平成15年、勤続18年で警視庁を退職。

退職後は地方県警部外司法通訳として活動の後、作家として執筆、保守論壇に加わっての講演活動を展開し、わかりやすくお伝えすることを信条にテレビ・ラジオなどにも出演。
外国人犯罪対策講師として、日本の危機と中国の脅威、中国人犯罪の実態を訴える活動を継続中。
趣味は骨董鑑賞。
とあります。
以下の著作を読むまでもなく、この元警官がヘイトをまき散らしているのは明らかです。
しかも中国語和者であることから、18年間も通訳として中国人被疑者を取調室で締め上げてきたのかもしれません。
ヘイト思想を持った通訳が、中国人被疑者や証人の言葉を、自身の思想を交えずに、話者の言葉通り通訳していたのか疑問が残ります。
警察学校で、市民運動や労働組合など国家権力やその取り巻きに抗う人々は、敵だと教えられます。
教本では、逆に右翼に割かれているページ数は、その「敵」の1割程度だそうです。
当然ながら、自らが日本だと錯覚させられるので、必然的にネトウヨ思想となり、前科・前歴者だけでなく、アジア人や“有色人種”を主とする外国人、生活困窮者、被差別部落居住者などを差別し、敵対しするようになります(正しい知識すら教わらない)。
「公立保育園廃止反対!」と公に主張するだけでも、警察にとっては敵です。
これが警察の本質なんですから、「土人」発言は十分理解し、意図をもって発言したとわかるというものです。
ちなみに出版社の青林堂については、『ガロ』をつくった同社では既になく、1996年の創業者である長井勝一氏の没後、会社の経営問題をうけて編集部はいっせいに退職し、青林工藝舎という会社を新たに立ち上げています。
つまり現青林堂は、名ばかりで、『ガロ』を受け継いでいるのは青林工藝舎であり、そこでは漫画雑誌『アックス』を発行し、花輪和一『刑務所の中』をはじめとした話題作や、『ガロ』精神を継承する作品を意欲的に送りだしています。
そして『そうだ難民しよう』のようなヘイト本ばかりを出版する青林堂ですが、その社員に在特会の広報局長「ヨネダルマ」こと、 活動家名「米田隆司」がいる事が判明しています。
蟹江幹彦代表は、2015.11.08付け東京新聞で
愛国・ヘイト路線への転向は「経営上の問題」「他のジャンルの売り上げが減った分を保守本が補填してくれている。」と答えているように、
自身のネトウヨ思想に固執しているだけで、論理的保守である遠藤邦正氏や古谷経衡氏とも袂を分かっている。
蟹江幹彦代表は、2015.11.08付け東京新聞で.jpg
これがネット上で、自らの顔は隠して、沖縄や福島の人々に「基地や原発事故で儲けやがって!」「土人!」との言葉を浴びせる、
倫理的支柱もなく、ただただ妄言に酔いしれるネトウヨや冷笑主義者らの姿です。
それらの蔓延に立ち向かい、一歩ずつ“人間の社会”を取り戻していかねば、子どもたちへの未来などとないと考え、行動し続けていきます!!

幼児に教育勅語を暗唱させ、軍歌を歌わせる異様な教育で知られる塚本幼稚園の小学校を開校させない!!

この問題を追及している木村真・豊中市議が、情報発信をしているので、拡散。

伊丹の空港移転跡地の国有地(豊中市野田町)を、安倍仲間のネトウヨ学校法人に売り渡す計画の話。

以前より木村さんから聞いていた話はこうだ。

土地は豊中市が無償又は安価で借り受けの予定だったのを国が「買え!」と言ってきたので、豊中市は買えずにいたら、 学校法人 塚本幼稚園幼児教育学園(籠池泰典・理事長)には貸す契約を結んだ 。

それが一転、学校法人にも売ったというのだ。

この小学校、安倍晋三首相の妻・昭恵氏が名誉校長を務めています。

また、法人理事長の籠池泰典氏は、テレビ報道によると、日本最大の右翼団体である「日本会議」の大阪支部代表だとのこと。

日本会議は、安倍政権に強い影響力を及ぼしているとして注目を集めている団体です。

そして売却額ですが、 行政文書の公開制度で売買契約書を入手したところ、肝心要の売却金額をはじめ、一部の条文などが非公開とされ、黒塗りだらけ(この資料は、木村ブログで確認してください)。

近畿財務局は「適正な金額で売却した」と言いますが、金額が非公開では、本当に適正な金額だったのか、誰にも分かりません。

金額の推定として、学校予定地の道を挟んだ向かい側にある豊中市の公園の地価より推測してみましょう。

4年前に国から市へ売却された土地なのですが、売却価格は㎡単価15万円でした。

私立小学校建設用地は8770㎡、単純計算すると13億円余となります。

安倍仲間への土地払い下げ代金は、特定秘密だとでも言うのでしょうか?

通常、公有地代金が隠されるなんて考えられません!!

これがOKなら、市長の支持者に市の土地を、その選挙区の国会議員の口添えでその支持者に、ただみたいな値段で売ってもOKとなりますよ!!

それだけの大切な国有地=市民の財産を売却したのに、金額は非公開なんて!

これでは、金額をはじめ、適正な条件で売却されたのかどうか、全く分かりません。

国有地=市民みんなの財産を売却処分するにあたって、こんなやり方は許されないのではないでしょうか。

これは、「何かウラがあるのではないか?」「本当に適正な金額で売却されたのか?」と疑いたくなってきます。

この情報隠しについて、木村さんは「墨塗り部分を見せろ!!」と闘ってくれるでしょうから、開示されて、とんでもない安価であれば、後日追加掲載させていただきます。

詳しくは木村さんのブログで。

豊中市内に建設中の私立小学校をめぐる疑惑 – ほぼ週刊 まこと通信 – Yahoo!ブログ
2016/10/24(月) 午前 10:33
http://blogs.yahoo.co.jp/toyonaka_kimura/36086403.html