維新信者からすれば、政府に拉致被害の責任はないだって?

拉致被害については、そもそも新潟県警が不審者情報から注意せねばならんとわかってたのに、放置し続け、自分とこだけでなく、日本海沿岸各県警への連絡も怠ったがための人災的要素があると、私は考えています。
この考えを補完するするような不始末をその後も行っているとの例を、私のページで批判しました。
昭和63(1988年)年3月26日第112回国会 予算委員会 第15号議事録と、第142回国会 法務委員会 第2号平成十年三月十一日による、日本人拉致疑惑(当時)について、
88年時点で、政府(梶山国家公安委員長)は、3組(蓮池薫夫妻、地村保志夫妻、市川修一・増元るみ子さん)のアベック拉致事件を、共和国による反抗が濃厚と答弁し、捜査の続行を約束していますが、
10年後の国会答弁では、時効に近いということで、その証拠物を処分しているとしていることを示唆する旨の内容です。
そこで維新信者からいただいたコメントがコチラ。
Hirosi 
何が云いたいのかよく分からん。
別に日本人が100人200人拉致されても痛くもかゆくもない。
交通事故ででも死んだと思えばいい。
警察がどうのこうのと云うより日本の海岸線は長い。
こんなのを完全に見張ることは現実的に不可能。
また、当時日本人拉致など想定していなかった。
過ぎたことを言うよりこれからの方が大事だろう。
(引用ここまで)
彼は、維新政治塾生・サポーターである。
こんなコメントが、誰にでも見えるところでできるなんて、維新って素敵やん。
 
これを容認した時点で、公党の看板を下ろさねばならんだろうけど。

日本を取り巻く海岸線が「長い」のは、不要証事実だろうが、それを言うなら「日本海なんて長すぎて防煙できるはずないじゃ~ん」とでもアホの足立に国会質問させればよいだけの話。

拉致被害を言うなら、並行して、政府の責任も追求すべきでしょ。
ということで、国会答弁からそのずさんさを証明する。

昭和63(1988年)年3月26日第112回国会 予算委員会 第15号議事録
◆橋本敦君 
ところで話は変わりますが、大阪でコックをしていた原さんという人が突然誘拐されたらしくて所在不明になった。ところが、この原氏と名のる、成り済ました人物が逮捕されてこのことがはっきりしてきたという事件があるようですが、警察庁、説明してください。
政府委員(城内康光君) 
お答えします。
 ただいま御質問にありました事件は、いわゆる辛光洙事件というものでございます。これは韓国におきまして一九八五年に摘発した事件でございます。その事 件の捜査を韓国側でやったわけでございますが、私どもはICPOルートを通じてそういったことを掌握しておるわけでございまして、それによりますと、一九 八〇年に、大阪の当時四十三歳、独身の中華料理店のコックさんが宮崎の青島海岸付近から船に乗せられて拉致されたというような状況がわかっております。
◆橋本敦君 
辛光洙とはどういう人物ですか。
◆政府委員(城内康光君) 
お答えいたします。
 本件につきましては、私どもの方で捜査をしたわけではございませんので十分知り得ませんが、私どもとしては恐らく不法に侵入した北朝鮮の工作員であろうというふうに考えております。
◆橋本敦君 
共犯があると思いますが、共犯者はどういう名前ですか。
◆政府委員(城内康光君) 
お答えいたします。
 共犯者としては、名前が出ておりますのは、同じく北朝鮮工作員の金吉旭という名前が出ております。
◆橋本敦君 
その金吉旭は、日本女性の拉致という問題について何らか供述しているという情報に接しておりませんか。
◆政府委員(城内康光君) 
お答えいたします。
 この北朝鮮工作員金吉旭が一九七八年に次のような指示を上部から受けておるということを承知しております。すなわち、四十五歳から五十歳の独身日本人男性と二十歳代の未婚の日本人女性を北朝鮮へ連れてくるようにという指示を受けていたということでございます。
◆橋本敦君 
それらが事実とするならば、恐るべき許しがたい国際的謀略であると言わなければなりません。
 外務省に伺いますが、同じ昭和五十三年、私が問題にしている一連の事件と同じ年ですが、レバノンでも女性の誘拐事件があったというそういう情報を御存じですか。
◆政府委員(恩田宗君) 
昭和五十三年の十月三十日から十一月九日までの間に、数回にわたりまして「アンナハール」、それから「ロリアン」というレバノンの日刊紙が誘拐事件について報道している、その報道内容は承知しております。
◆橋本敦君 
説明してください。
◆政府委員(恩田宗君) 
内容は、昭和五十三年の春にレバノン人女性五名、これは四名と言っている新聞もございます、が、東京または香港のいずれかのホテルで働くためと言われ、レ バノン人に連れられて出国し、最終的には平壌に連れていかれ、訓練キャンプにおいて柔道、空手、諜報技術等を学ばされたが、昭和五十四年秋までにすべての 女性がレバノンに帰国した、こういう事実が報道されております。
◆橋本敦君 
その事実が発覚をして、レバノンのブトロス外務大臣が北朝鮮に厳重に抗議をして、ようやくみんなレバノンに帰ることができたというのが事実じゃありませんか。
◆政府委員(恩田宗君) 
私どもが承知しておりますのは新聞の報道でございまして、新聞の報道によりますと、レバノン外務省儀典長が当時の北朝鮮通商代表部、レバノンにある通商代表部に申し入れたということだそうでございます。
◆橋本敦君 
だから、基本的に私が言っている事実に合っているわけです。
 もう一つ、外務省、こういう事実を知っていますか。つまり、昭和五十三年六月のことですが、韓国の映画監督の申相玉氏とその夫人の崔銀姫、この二人、これの拉致事件が起こっていた。この二人はその後脱出をして今アメリカに在住しているようですが、御存じですか。
◆政府委員(藤田公郎君) 
私ども承知いたしておりますのは、女優の崔銀姫さんが五十三年の一月、映画監督の申相玉さんが同じ年の七月にそれぞれ香港で北朝鮮に拉致をされ、特に監督 の方は後を追って行かれたわけですが、投獄をされたりしてしばらく北鮮におられた後映画作製に従事をされ、すきを見て昭和六十一年三月、オーストリアにお きまして米国大使館に逃げ込まれた、日本のジャーナリストの協力を得て逃げ込まれたそうですが、ということが三月に報道が行われまして、五月にお二人が米 国において記者会見をされて詳細な事実関係の発表をしておられます。
~中略~
◆国務大臣(梶山静六君) 
昭和五十三年以来の一連のアベック行方不明事犯、恐らくは北朝鮮による拉致の疑いが十分濃厚でございます。解明 が大変困難ではございますけれども、事態の重大性にかんがみ、今後とも真相究明のために全力を尽くしていかなければならないと考えておりますし、本人はも ちろんでございますが、御家族の皆さん方に深い御同情を申し上げる次第であります。○橋本敦君 外務大臣、いかがでしょうか。
◆国務大臣(宇野宗佑君) 
ただいま国家公安委員長が申されたような気持ち、全く同じでございます。もし、この近代国家、我々の主権が侵さ れておったという問題は先ほど申し上げましたけれども、このような今平和な世界において全くもって許しがたい人道上の問題がかりそめにも行われておるとい うことに対しましては、むしろ強い憤りを覚えております。
◆橋本敦君 
警備局長にお伺いしますが、これが誘拐事件だとして、時効の点を私は心配するわけであります。しかし、今国家公安委員長もお話しのように、あるいは外務大臣もお話しのように、これが北朝鮮の工作グループによる犯行だというそういう疑い がある。これが疑いじゃなくて事実がはっきりするならば、これは犯人は外国にいるという状況がはっきりしますから、その意味では時効にはかからない、そう いうことは法律的に言えるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◆政府委員(城内康光君) 
お答えいたします。 まず、一連の事件につきましては北朝鮮による拉致の疑いが持たれるところでありまして、既にそういった観点から捜査を行っておるわけであります。 一般論としてお答えいたしますと、被疑者が国外に逃亡している場合には時効は停止しているということが法律の規定でございます。
たかひら注:
88年時点で、政府(梶山国家公安委員長)は、3組(蓮池薫夫妻、地村保志夫妻、市川修一・増元るみ子さん)のアベック拉致事件を、共和国による反抗が濃厚と答弁し、捜査の続行を約束していますが、
10年後の国会答弁では、時効に近いということで、その証拠物を処分しているとしています。
第142回国会 法務委員会 第2号平成十年三月十一日(水曜日)

木島日出夫
警察庁長官官房審議官     奥村萬壽雄
法務省刑事局長 原田 明夫
◆木島委員 

大分古い事件でありますが、法的にまだ時効は完成していないという立場で捜査を続行していると聞いていいのですか。○奥村説明員 これは北朝鮮による拉致事件ということでございますので、時効の停止、犯人が海外へ行っている間は時効は停止するという規定がございますので、時効が停止しているという前提のもとで捜査を行っておるということでございます。(略)

◆木島委員 

この未遂事件の被疑者不詳ということですが、その後北朝鮮による拉致の疑いもあるということで記録は保存しておると。もし北朝鮮による拉致未遂事件だということになれば、これは時効はとまると考えていいんですか。
◆原田(明)政府委員 
もし今後犯人が判明いたしまして、ある期間海外逃亡中であったという事実が認められますならば、その間の時効の進行 は刑事訴訟法の二百五十五条によりまして停止いたしますため、その段階で改めて公訴時効の完成の有無が考慮される、検討されるということになるかと存じま す。
~中略~

◆木島委員 

その証拠物というのはどんなものだったんでしょうか。
◆原田(明)政府委員 
証拠物は、寝袋用の袋、そのバンド、タオル、マスク、手錠、その連結金具、バスタオル、サンバイザー等であったと記録が残っております。○木島委員 何で廃棄処分しちゃったんでしょうか。○原田(明)政府委員 これは、当時の事情といたしまして、時効寸前にかかわるものということで送致され、被疑者不詳ということで廃棄されたものというふうに考えております。
(引用ここまで)
結論:
一連の拉致事件に関して、「北朝鮮の疑いが濃厚」、拉致首謀者への「時効は停止」としておきながら、残された証拠物件を「当時の時効寸前にかかわるもの」として廃棄処分し、80年代において、充分に捜査・調査を行ってこなかったばかりか、10年以上も放置してきた日本政府の責任は、共和国への責任追及と並行して検証すべきであるが、後者が感情的に「制裁」として用いられる一方、後者はなし崩しとされ忘れられている。

また、この政府の姿勢は、天木直人・元レバノン大使も『さらば外務省!』で

「拉致被害者の救済問題への外務省のこれまでの取り組みも、『不作為』の犯罪と言うべきである。 北朝鮮との関係を正常化する問題を担当する、特命大使のポストが置かれたのは1990年である。 以来このポストの大使の重要な使命のひとつは、拉致被害者の救済であったはずである。 しかし歴代のこのポストの大使は、ほとんど開かれることのない北朝鮮との交渉をひたすら待つだけで、百何十万円の月給をもらい続けてきたのである。」(P229)と糾弾しているもの。

こういった国会答弁や事実があるにも関わらず、よくぞ冒頭のような暴言を吐くものだ。
これを知れば、安倍ちゃんもお怒りになるだろう。

あ、今はネトウヨ小問題でアッキードだかアベノゲートだかの疑獄事件をどう乗り切るかで、それどころじゃない、精いっぱいだったわね。
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投稿者:

watchdogkisiwada

岸和田市の財政位破綻を止める!! 財政破綻が明らかになるほど税金を食いつぶされながら、議会も見て見ぬふりをする 土建屋ファーストな市政を正す!! あまりにもひどすぎる馴れ合い議会がチェックしていない、議員特権や行政の無駄などを、岸和田で初めて私が追及、是正させています。 あなたの“かかりりつけよろず相談員”としての使命に励みます!! 行政書士としてトラブル予防を、 防災士として防災や防犯を、 柔道整復師として健康について、 ご相談、承ります。 情報、批判はコメントいただくか、 メールアドレス:kurohata73@yahoo.co.jp 電話:080-6178-6006まで! 岸和田市議や市長らは私の追及に逃げまどっていますが、自民・公明・維新などのネトウヨ政治家だけでなく、共産・民主他どんな議員とも公開討論、受けて立ちます!! 【メディア出演】 TBS「ビビット」、MBS「VOICE」、ABC「キャスト」他ニュース 読売・産経・朝日・毎日の各新聞社で、その活躍は、度々紹介されています。

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