原発再稼働ありきの水素推進の合理的説明できるんか? エネルギー編

さて、ここからは水素の問題点である。
水素について詳しいA氏との対話形式に、これまでの水素推進者との対話を集約します。

冒頭にポイントが示されているので、それに添って書く。
① 燃料電池車もCO2を排出する。
車両・水素の製造や燃料の輸
送、充填施設迄トータルで勘案すれば、石油車も水素車も同じぐらいの排出。

② 電気自動車は大量の電気を必要とする。
水素製造には電気分解・炭化水素から・熱化学法があるが、いずれも電力・熱が必要で、CO2も排出する。 

③ エコカーは補助金漬け。
MIRAIでは670万円の車体価格に、直接補助金が202万円+エコカー減税で23.3万円が持ち主に、更に充填施設設置者にも国より補助
される。
だが、充填が3分だとしてもその準備として圧縮するのに2時間以上かかるような効率の悪いものが、水素自動車が普及した際、運用に支障をきたすのは目に見えている。

④ 夢の水素社会は原子力温存の戦略。
熱で水素を取り出すために高温ガス炉式の原発が利用予定である。
だがこれは1960年代から英米独で研究されながら、90年代には中止され、日本だけが研究中のもので、廃炉するしかない「夢の」もんじゅよりも実現性が薄い。
熱媒体としてのヘリウムの資源供給性、メンテナンス等の高被爆、空気混入による黒鉛火災等の面で、リスクが回避できないポンコツである。

⑤ 高温ガス炉の推進目的はプルトニウムの処理。
使用済み燃料は、核燃料サイクル破綻によって、付け
焼刃的にプルトニウムをウランと混合したMOX燃料として軽水炉で消費の予定であったが、中々再稼働できないので、高温ガス炉で消費を夢見ている。

⑥ 原子力施設立地に所得・雇用効果は乏しい。 
自治体財政が一時的に豊かになっても、地域住民に帰属するメリットは大きくなく、商業促進効果も新規建設時に限られ、将来的に期待できるものではない。

⑦ エネルギーと経済の地産地消(時給率を高める)。
消費財やサービス等、各産業の自給率を高めれば、経済・雇用効果は得られる。

⑧ 原子力水素にはトリチウムが混入する。
水素製造プラントを通じて、製品水素に混入し、放射能汚染が拡散する。
以上の8要点。



スマートグリッドや深夜電力でのEVへの充電、ワイヤレス充電と電磁波被害といった周辺の問題にも触れられていて、車の害悪は十分理解できる。
だが代替案がズバリと筆者も提示できず、石油しかない状態では、ハイブリットが次善の策だろうか、円安と石油枯渇にいつまで怯え続けねばならんのかと考え込ませる。


「水素は結局他の多大なエネルギーを食うのではないか?」

電気分解で水素を作るとき、別に非効率でも良いのです。
夜間の余った電力や、尽きることのない再生可能エネルギー(太陽や風はタダで手に入る)を利用できるからです。
また、充電池は時間がたつと放電してしまいますが、貯めておいた水素は長期間保存が可能です。
水素はその点においては非常に”効率の高い”エネルギーです。
どこかの段階でCO2が出ることはやむを得ないことです。出来る限り減らせれば、それ
でいいのです。
出来る限りCO2排出を減らした水素社会の構築に向けて、多くの企業・研究所・大学が日々研究を重ねています。


たかひら
水素燃料について、保管する事は困難で極低温に保つか高圧タンクに貯蔵する必要があり、それらの体積、重量、低温化、高圧化に要するエネルギーはどうお考えですか?


水素の保管方法は他にアンモニア、有機ハイドライド(代表:メチルシクロヘキサン)、水素吸蔵合金などもあります。
体積や重量などは通常「エネルギー密度」などという表現で比較されたり、大気圧状態の水素の1/500だとか1/800だとか、持ち運びやすさを表すために体積を比較することが多いと思います。
低温化や高圧化などにはタンク、圧縮機、ポンプ、冷凍機、断熱材などが必要になりますが、それらの個々の技術は日々進化しており、今後、飛躍的な省エネ化・高効率化・新たな材料の開発などが行われるでしょう。
つまり、低温化や高圧化に要するエネルギーは低減されます。


「夜間電力が余る? そりゃ原発稼働前提でしょ? その他エネルギーについて」
たかひら
夜間電力はどうして余るのでしょうか?
火力発電所は、夜間、火を落とすか絞りますよね?
原発のようにエネルギー調節できないものを前提としていませんか?
それとも地熱や風力であるのならば、具体例でお示しください。

「再生エネルギーなど、他のエネルギーについて」

再エネに限定すれば水力、地熱、地中熱、温泉熱、風力、バイオマスなど色々あると思いますけど、
具体例を示せというのであれば、現実的には洋上の大型風力発電などが有力でしょう。
それから、最近はみなさん節電意識も
高いし、住宅の構造も家電も省エネ・高効率化が進んでいますので、その”余った”電力を水素として貯蔵するという考えはいかがでしょうか?


たかひら
日本政府は、自然エネルギー拡大に不熱心な国ですが、洋上風力発電で、水素製造やEV充電などが賄える程の電力を、原発に代えて生産できうるのでしょうか?
水素ステーションでは計画を提示しているのですから、こちらも計画程度は提示願います。

深夜・昼間電力発電量や消費量データを見つけられませんでしたが、深夜電力も昼間電力と同じく、または割合的にはそれ以上の値上げが行われています。
これは深夜電力を賄うために化石燃料を焚かねばならない事によるものだと想像できます。

私は、自然エネルギー以外では、各地域に蓄電設備を含むコージェネ発電所を設置し、地産地消するのがロスが少ない効率的発電であろうと考えます。
蓄電を水素貯蔵に換えるのも手でしょうが、タンクには限りがあり、昼間消費分を貯蔵するには無理があるでしょう。
まして現在の科学では。

しかも水素に変換するために電気を「余」らせる点に同意はできません。
「余」るぐらいなら、化石燃料消費を減らす方が先決ですから。
それでも深夜電力を水素に変換するのであれば、そもそも発電しない・蓄電と比べて、水素生産・蓄積の方が効率が良いということをデータ等で教えて下さい。

地球上どこででも地熱発電が簡単にできるわけではありません。
日本はたまたま火山・温泉大国なので地熱資源に恵まれていますが。
省エネ車技術はすでに輸出され、セレブたちがプリウスに乗っているし、中古車も相当の輸出量です。
(中国の車がすべて日本製になったら大気汚染はかなり解消されるでしょうが、中国人が格好良いと思う車の形ではないために、思ったほど普及しません)


ずばり、あなたの理想のエネルギーとは何ですか?

その理想を実現するために、何か行動を起こしましたか?

継続して何を実践していますか?

車の燃費や現在の日々、震災前の生活はどうでしたか?

原子力の電力に一切頼らないような特殊な生活をしていたのでしょうか?

たかひら

これはまた飛躍した問いですね。
「原発が嫌なら電気を使わず生活しろ!」 私はこの言葉を、90年代から投げかけられ、聞いてきました。 これはヘイト集団が言う「朝鮮に帰れ!」「日本から出て行け!」と同じ論理です。
都市生活で、電気のない生活はできません。
私はその度に「モデルとなるものを示せば、できる限り近づけて生活する」、「どこへでも行くが、日本語しか生活語として使えないので、言葉の問題も含めて生活基盤を構築してくれ」と返してきましたし、そう返すしかありません。

理想のエネルギーは、地域コージェネと再生可能エネルギーですね。
私は著名人ではないし、地域活動が主ですので、主に市役所に対して様々な是正や情報提供を行っています。
人権分野なども含めて活動しているので、一定地域の議員は皆、私を知っていますし、広域で議員と連携もしているので、煙たい存在のようです。

エネルギーの問題は、市民の力だけでは一足飛びに市民共同発電などが実現したりはしませんので、政治家のように「私がこれをやりました!」と具体的に提示できませんが、宝塚や泉佐野のような例も生まれています。
エネルギー以外では、情報をとってきて、市民に広く公開することで、問題があれば、私以外の他の市民からも役所や議員がつつかれ、改善へと向かう例はあります。

 

再エネ先進国と言われるドイツですら、実はフランスから電気を輸入していたりします。

たかひら
ドイツが買った電力を、ドイツは自国でふんだんに消費しているんですか?

初耳です。
詳しく教えてください。

と書きましたが、意地の悪いことはやめておきます。
ドイツのフランス・チェコからの購入電力は、それ以上にオランダ、スイス、オーストリアなどへ輸出されています。
安く買って、高く売るのは商売の基本ですね。

「水素が最善策か?」


他国のエネルギーに頼らずとも、また、再エネ導入量を増やし原子力を減らしていこうという風潮の中で、水素の利用を進めることがそんなに悪いことなのでしょうか?
発展途上国に対して有効になる技術の可能性を、なぜ止めようとするのでしょうか?

たかひら
「他国のエネルギーに頼らずとも」エネルギーを作り出せる方法として、最大公約数が水素でしょうか?
再生可能エネと仰るなら同意しますが、
産生に輸入エネルギーを使用しなければならないような水素を夢のようには語れません。
水素を全否定はしませんが、「現状では無理がある」が合理的回答です。
これは思想ではなく、現状や見えない将来像によるものとして。

それよりも提示した地産地消エネルギーによって、発電にかかる化石燃料消費を減らし、石油由来でないと製造できない製品や、航空燃料など近未来に代替し難い物(ミドリムシはすぐに実現できますまい)へ石油消費をシフトしたり、日本が一番をとっている地熱発電のような再生可能エネプラント、省エネ車技術を輸出すべしです。


ミドリムシの件ですが、すぐに実現できないからすぐにでも開発を中止しろとのように聞こえますが・・・。
すぐに実現しないものは何でも否定する姿勢では科学の技術は発展しません。
今、あなたがお使いのパソコンも、長い研究開発期間を経て小型化されました。
発電所から電気を安全に遠くへ送る送電技術も、エジソンの時代からコツコツと技術開発を重ねた結果です。
情報を送るケーブルや衛星の技術ももちろんです。

たかひら

ミドリムシでもなんでも着手しさえすればバラ色の未来が待っているんだと強弁されていますが、プリウスのように赤字生産から売れてきてコストが下がって膾炙したものと何もかも同一視できませんよ。
その論で行けば、着手後開発断念したものはないんだとの大前提が必要ですが、それは失敗の山の上に成功があるとの今まで積み重ねてきた歴史を覆す概念となりますね。
研究者は小躍りして喜ぶでしょうし、大学も産学連携でなく、「なんでも成功するんだから税投入しろ!」と言えるようになりますね。
実際には成功例の方が圧倒的に少ないわけで、それは技術者であるあなたこそご存知ではないのですか?

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投稿者:

watchdogkisiwada

あなたの“かかりりつけよろず相談員”としての使命に励みます!! 行政書士としてトラブル予防を、 防災士として防災や防犯を、 柔道整復師として健康について、 ご相談、承ります。 放漫市長と議会が大赤字にした岸和田市政を立て直す!! あまりにもひどすぎる馴れ合い議会がチェックしていない、議員特権や行政の無駄などを、岸和田で初めて私が追及、是正させています。 情報、批判はコメントいただくか、 メールアドレス:kurohata73@yahoo.co.jp 電話:080-6178-6006まで! 岸和田市議や市長らは私の追及に逃げまどっていますが、自民・公明・維新などのネトウヨ政治家だけでなく、共産・民主他どんな議員とも公開討論、受けて立ちます!!

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