「岸貝クリーンセンターの灰溶融炉で53億円の損失」の誤解についての説明

MBS VOICE(2006/12/07)の放送、「ごみ処理施設『勘違いで53億円の負担増」について、2015年3月8日に書いていたが、アメブロアカウントごと消されてしまったので、再掲載。
先ずVOICEの放送の内容から。
地蔵浜に新設され2007年4月から運転開始されたゴミ処理場は、総工費290億円(国が半額補助金負担している)。
岸和田市と貝塚市が共同で使っており、両市の負担比率は岸和田市65%、貝塚市35%となっている。

この新ゴミ処理場の維持管理費の見積もり額についての計算ミスが問題となる。

それは灰溶融炉の維持費。

当初、議会に提出された資料では年間370万円で済むという見積もりが出ていたのだが、実際の費用は10億円となっており、。その差はなんと270倍!

灰溶融炉内部の壁は日常的に1500℃の高熱に晒されることになり、耐火材や部品の取替えに莫大な費用が掛かるのだが、その費用を、最初の資料における見積もりでは市が負担するものだという計算をしていなかった。

理由は、処理場の担当者が「瑕疵担保」の意味を勘違いし、この溶融炉のメーカーが維持管理費を支払うものだと思って勝手に見積もりに上げて370万円としていた。

その問題が発覚して、岸和田市議会では莫大な維持費がかかる灰溶融炉の運転停止も選択肢の一つとしてあげられていた。

(内容抜粋ここまで)
結論から言えば、VOICEの“誤報”であり、「損失額は発生していない」と岸和田市貝塚市清掃施設組合は回答している。
質問と回答は後述するとして、岸和田市議会での議論について先に示しておきます。
2006年12月12日:平成18年第4回定例会(本会議 第2日目)
西村芳徳議員の質問
新工場の維持補修費が平成18年から平成22年の5年間で41億3,000万円と旧工場の約3倍程度かかるとの試算が示されました。
昨年の説明では2億4,000万円となっており、なぜこれだけの見込み違い、計算違いになったのか、その原因と責任追及は後に開催されます岸和田市貝塚市清掃施設組合議会の中で追及されると思いますが、この41億3,000万円のうち、灰溶融設備に幾らかかるのかということと、私どもの新工場の方式でございますプラズマ方式ということで電気をどの程度消費するのか、具体的にお尋ねしたいと思います。

谷口眞澄環境部長の回答
灰溶融設備に幾らかかるかとの点でございますが、岸和田市貝塚市清掃施設組合の財政計画の平成19年度からの4年間になりますが、焼却主灰、焼却飛灰をすべて溶融することを前提として、清掃、点検、整備を行い、4年目には溶融炉の耐火れんがを全面的に張りかえることとして約16億円になるように聞いております。
ご質問の3点目、電気をどの程度消費するかという点でございますが、通常は焼却炉を2炉運転し、溶融炉は1炉運転を予定しており、溶融炉としては2,000キロワット毎時の電気消費量となるとのことでございます。

売電収入について
平成26年3月27日(木) 平成26年第1回岸和田市貝塚市清掃施設組合議会定例会 会議録

鳥居宏次市議の質問

具体的に売電収入としてはどのようになってきてるのか。

に答えて、
小南和巳 管理課長の回答
 売電収入、売り電の収入でございますが、平成24年度末、正式には25年3月29日でございますが、私どもの灰溶融炉の廃止が正式に国から承認されました。
 そのことで、平成23年度、灰溶融炉を稼働していた時期と比べますと、平成24年度の端的に売り電収

入は約4,000万の増収となっております。

以下、本題の質問
焼却場や灰溶融炉について、質問させていただきます。

1 全般的な施設の契約書の読み違えによる損失額(当初見込みと異なった金額) (MBS VOICEの放送では53億円とされていますが、それと同等の計算方法で計算した場合の損失額でお願いします。)

2 契約書葉の勘違いについては、読み違えなければ、瑕疵担保範囲とそれ以外の別途メンテナンス費用分はわかるものであったか?

3 フェニックスで、スラグでなく主灰のままでも受け入れるとして、可動停止をしたのはいつか?

4 プラズマ式は電気式だが、灰溶融炉自身が、3.11以降の節電政策では合致しないものではなかったか?(質問1にかかる見込み違いなどの理由がなくとも、コスト面や電力逼迫によって停止していましたか?)

5 スラグはアスファルトやブロックなど土木資材に再利用されていたか? 収益あったか?(収益ある場合、用途・金額も教えてください。)

6 25年3月29日の灰溶融炉廃止は、環境省補助金事業であったので、承認をもらえないと廃止できなかったということか?

7 廃止前に停止はできたか? いつから?

8 質問1にかかるような、同様の読み違えは、他自治体でもあったか?

9 現在も灰溶融炉を利用している自治体はあるか(府内や近畿圏などで)?

岸和田市貝塚市清掃施設組合総務課 樽谷 回答

質問1及び質問2

 残された記録から判断しますと、VOICEの放送内容がどのようなものであったのかわかりませんが、当時組合が平成18年度において、新工場の平成19年度から平成23年度までの5ヵ年の維持補修費を「53億」と積算しています。

 VOICEが「読み違えによる損失額」と放送したのは平成16年度においての積算額と平成18年度の積算額の差が大きかったためだと思われます。これは、計画額の差であって実質には損失額が発生していません。

 

質問3 

 フェニックスの受け入れは、主灰やスラグの規制はありません。

 

質問4

 質問のとおり停止していました。

 

質問5

 スラグの有効利用に向けて調査研究を重ねましたが、再利用は困難と判断しました。したがって収益もありません。

 

質問6

 質問のとおりです。

 

質問7

 質問5の回答内容等より、平成244月から停止しました。

 

質問8

 わかりません。

 

質問9

 把握している範囲では、大阪府内では吹田市と枚方市です。

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投稿者:

watchdogkisiwada

あなたの“かかりりつけよろず相談員”としての使命に励みます!! 行政書士としてトラブル予防を、 防災士として防災や防犯を、 柔道整復師として健康について、 ご相談、承ります。 放漫市長と議会が大赤字にした岸和田市政を立て直す!! あまりにもひどすぎる馴れ合い議会がチェックしていない、議員特権や行政の無駄などを、岸和田で初めて私が追及、是正させています。 情報、批判はコメントいただくか、 メールアドレス:kurohata73@yahoo.co.jp 電話:080-6178-6006まで! 岸和田市議や市長らは私の追及に逃げまどっていますが、自民・公明・維新などのネトウヨ政治家だけでなく、共産・民主他どんな議員とも公開討論、受けて立ちます!!

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