子ども食堂サミットIN関西 その2

2. 荘保 共子さん(特定非営利活動法人「こどもの里」理事長、わが町にしなり子育てネット代表)
今では障がいの有無や子どもだけでなく、しんどい家庭を包括的にサポートしているこどもの里。
普段の様子は、映画「さとにきたらええやん」のダイジェスト版として会場でも映されました。

私は1Fにしか行ったことがないので、2Fの勉強部屋や、3Fの荘保さんが里親となって一緒に暮らしている6人の子どもたちとの共同生活を初めて見ました(ついでに里の映画を十三まで見に行ってない事も告白しときます)。

このように多様な事業を行って地域をサポートしているのは、荘保さんが約40年前に三角公園前に今もある、ふるさとの家の2Fを借りて子どもの居場所作りを始めて以来、一人一人に向き合っている間に広がったものです。
その説明で、釜ヶ崎の日雇い生活や、しんどい家庭の実際についてここでは書きませんが、生々しい事例が語られました。

子どもたちには自律的に行動する力をつける(エンパワーメント)ような指導がなされていて、学習をすれば現場で確認をするようにしています。
沖縄でガマや米軍基地を、ドイツ・ポーランドでナチス虐殺の場所など。

私も参加したことのある子ども夜回りは、30年間続けている。
それでもこの20年間で22人のホームレスの方が中高生らに殺されました。
それは排除していいんだとか、意味のない存在だなどの差別的意識を大人が見せることで、子どもたちがそんな誤ったメッセージを受け取ったからこそ起きています。
花園公園でのテント居住者を排除した行政代執行も同じで、それをニュースで放送すれば役所も含めた大人の手法を先鋭化して真似てしまいます。

子ども食堂など事業をやってる場所が個々につながれば、地域は良くなります。
西成では、子どもがいつでもただで食べられる食堂があります(通常の営業をしている食堂がボランティアで行っている)。
そのようなネットワークができていますが、今は銭湯が参加してくれればと思っています。

そしてこんな場が虐待や貧困対策になります。

小さい子どもにお金をかけたら、成人や学生にお金がかからなくなります。
今は▽(年長者にお金をかけている)
△(年少者のためにお金をかける)な社会にして行きましょう。

シンポジウム:第1部 「こども食堂という居場所」
川辺康子さん (にしなり☆こども食堂を開催)

空腹だと大人もイライラする。
それが満たされると、勉強や遊びも落ち着いてでるようになります。

子どもたちの周囲には、つながろうとしない大人が影響を与えてしまう事があります。
「そんなんやからえらい目に合うねん、しっかりせぇ!」など、肯定感を得ることのない環境を打破するための、“つながれる場所”として子ども食堂があります。

開催は週に2回、完全に公費を使わずに自分たちのお金で運営。
20席定員で、毎回40~60人来ます。

大人も子どもも無料にしているのは、スマホを持っていても財布には10円しかないような大人もいるからです。

おかぁちゃんが「あそこに行ったらアカン!」と子ども食堂への参加を抑制するケースもあります。
「貧困の子どもと思われるから行ったらアカン! ご飯食べたらアカン!」など。
ある子どもには「ご飯食べたらアカンねやったら、おかずだけ食べて行ったらええやん」と誘うと、「ええのん?」と食べるようになり、それまでは他の子どものおかずををつまみ食いしていたのですが、今では常連になっています。
逆に「貧困ちゃうからもう来ぇへん」と来なくなった子もいます。

このような偏見は、子ども食堂が地域に沢山できて色んな所にあれば、「行くな」とはなりません。

第2部 「つながりづくりの最初の一歩」
こども食堂運営5団体 ・フードバンク関西
フードバンク関西:
日本国内では食べられる食料が、500~800t/年廃棄されています。
そのような食品ロスを無償で預かり、支援を必要とする人たちを支える非営利団体に無償で届けています。

やんちゃま食堂(松原市):
行政や商工会議所、ボランティアとともに商店街の空き店舗を活用して、月1回開催しています。
ケースワーカーや校長を通じて子どもたちを誘い、毎回10~15人の子どもが買い出しや料理から参加しています。

あさかこども食堂(住吉区):
これまでの拠点は3月末に閉鎖されてしまったので、10月の再立ち上げを目指して準備中です。 
教員らと懇談会を重ねていますが、子どもが集まるかは開けてみないと分からないので、ニーズがどのくらいかで開催日については調整しようと思っています。
教員や自治会長らも、公園に集まる子どもたちなどについて「緊急時でないと援助に繋がらないので、それまでの中間を受け止めるものが欲しい。」と要望しています。

塾やゲーム機を沢山持っている子は、一見恵まれているように見えます。
しかし実際は、親が子に関わりたくないからそのようにしている例も多くあります。

子ども食堂は、しんどくなった時に休み、また羽ばたけるようになるまでの止まり木にしたいと思っています。

大仙西校区子ども食堂(堺区):
地域は1800世帯の市営住宅100%で、1500世帯の居住者がいます。
小学校は全員で120名程度、全ての学年が1クラスです。

自慢できる事
① 男だけで始めた
② プレハブ内で、小さいキッチン、ガスがないのでIHで調理
③ 50~70人が参加していますが、全小学生120人中からみれば参加率は高いです。

子どもの居場所 まーる(西成区):
以前中学校が荒れた時期があり(地域の人は「西成の学習院」などと呼んでいましたが)、地域の問題のガス抜きの場として開設しました。
毎週金曜日、居場所支援や子育て相談なども併せて行っています。

たわわ食堂(生駒市):
生駒は一見裕福な世帯が多く、「生駒にそんな子おらんやろ?」と言われていました。
しかし乳児院があることから、必要性を感じて始めました。

有料で場所を借りているので、ボランティアも含めて利用料を払っています。

台所を見ていて、食の重要性を感じています。
それは、「味見」の意味が分からない、
「しゃもじでご飯をよそう」の意味が分からない、
豆腐を持たせると、力の加減が分からずグシャっと潰してしまう
などの様子を見ているからです。

広い家や外車といった裕福そうに見える家庭でも、毎晩カップラーメンを食べているとか、コンビニ弁当で済ましている家庭があります。

月1回ですが、子どもたちや日本語を覚えたての外国人のかた、息抜きの必要な方に利用してもらっています。

聴衆として来ていた泉房穂・明石市市長:
行政は「校区から出てはいけない」と指導します。
それならばと明石市では「28校区全てに一つずつ子ども食堂をつくりたい」との方向性を示しています。

今の社会は、子どもたちに対する社会、発想、相続力の貧困だと考えています。

聴衆として来ていた金谷一郎・東淀川区長:
個人の発言としながら
行政は丸々24時間抱えるのは難しいが、市民と役割分担していきたい。
PR、実態調査(ビッグデータ)の公表で協力したい。
速報値は近日中に公表するし、全体も年度内には公表予定です。

当日、東淀川区FBに投稿された金谷氏のコメント
区長の金谷です。
今、西成区の社会福祉研修・情報センターから帰る途中です。
こども食堂サミットin関西に出席しました。
困難な課題を抱えるこども達のために多くの方々が支援し、その輪が広がっていることを実感しました。
共に頑張りましよう!

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投稿者:

watchdogkisiwada

あなたの“かかりりつけよろず相談員”としての使命に励みます!! 行政書士としてトラブル予防を、 防災士として防災や防犯を、 柔道整復師として健康について、 ご相談、承ります。 放漫市長と議会が大赤字にした岸和田市政を立て直す!! あまりにもひどすぎる馴れ合い議会がチェックしていない、議員特権や行政の無駄などを、岸和田で初めて私が追及、是正させています。 情報、批判はコメントいただくか、 メールアドレス:kurohata73@yahoo.co.jp 電話:080-6178-6006まで! 岸和田市議や市長らは私の追及に逃げまどっていますが、自民・公明・維新などのネトウヨ政治家だけでなく、共産・民主他どんな議員とも公開討論、受けて立ちます!!

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