維新によくある職員には志が知識より大事との論

『大阪市の人材不足』
で、コメントをいただきましたので返答とともに本文にします。

最近は、維新コミュニティにも私のブログリンクを張って投稿していますから、釣れたのかもしれません。
ステレオタイプで、もうコミュでは反論すらされないのですが、ブログでは触れていませんので、記すことにします。

何をもって本当に必要な人材か
by菜梨の七

知識や知能レベルの高いポテンシャル能力は認める

法知識は行政執行担当の市役所職員にとって必須の知識である。
けれども、その知識を事前に備えていて、将来、楽をして仕事をしたいと思っている人と、知識はないがやる気はある人と、

何をもって本当に必要な人材か

大阪市職員は知識に長けてもいたが、役人天国の環境を着々と築いてきたのも現実

>菜梨の七さん
コメントありがとうございます。

職員に法知識が必要だとは、お互い共通したものですね。

しかし、菜梨の七さんとしては、それよりも志を主にしたいとの主張だとお見受けします。
これは維新信者からもさんざん反論された主張です。

その主張は、例えば、医師や教員など免許を必要とする職種で、免許確認をしないで、志を選考で重要視しろと同じ意見とみられます。
法知識が必ず必要なのに、それを選考で問わない。
一般公務員試験で法は問われます。
しかし法知識は、法学部出身者などでなければ縁遠い知識で、得意とするものでなく、それが問われない試験は、受験生にとってはより楽な試験と言えます。
そんな易きに流れるのが「志のある応募者」の姿でしょうか?

志があるならば、より困難な試験にも立ち向かうのがあるべき姿ではないのですか?

3万5千人もいる大阪職員が、菜梨の七さんさんが分けるように、単純に2つに大別できるとは思いませんが、「その知識を事前に備えていて、将来、楽をして 仕事をしたいと思っている人と、知識はないがやる気はある人と」に分けた場合、後者の事前準備もしないのに「やる気はある」ということ自体が矛盾に満ち溢 れているとお分かりいただけるでしょうか?

議員も同じく、事前に市民として行政・議会改革にコミットせずに、人気取りでなってから勉強するのが許されるならば、少なくとも1期目の4年間は仕事せずに新人に税で勉強をさせてよいとなり、それこそ新人は議員の仕事をせずに覚えるだけでよいとなります。

その通りに維新議員の多くは、本会議質問や議会・行政監視などで仕事をしないので、そこは矛盾がないのかもしれませんが、有権者の多くがそうは思っていないでしょうし、勉強するだけなら歳費も自分でカットすべきでしょうね。

次に「役人天国」と言われます。
これについて、「組織の一員として職員が自浄作用を内部告発などをもって果たせ」との意味であれば、そうでない日本の組織を示さねばなりません。

空気を読む風習が一般的な日本の社会で、そんな自浄作用が働いた例はどれほどありますか?

水俣病を厚生省より先に告発した故原田正純さんは、熊本大学では体質医学研究所助教授で、原発の危険性を訴え続けた小出裕章さんは、2015年春に退官するまで京都大学原子炉実験所助教で、いずれも教授には昇進していません。

裁判官では、最高裁事務総局が、最高裁裁判官会議を代行する形で司法官僚統制の強化を図っており、そこから憲法通りの独立した仕事をする裁判官は、ドサ回 りに出され続けるどころか、3号俸問題で同僚と昇給格差が開きますので、ヒラメ裁判官という最高裁の意向を伺う判事だらけになっています。

大阪市の例で行きましょう。
河川事務所で、河川水面清掃業務中に引き上げた金銭の分配を受けた事件がありました。

内部告発した男性職員は、2009年6月、河川事務所に赴任して以降、所長ら上司に止めるように再三申し入れましたが、聞き入れられませんでした。
男性は、2010年6月、内部告 発目的で、同僚が清掃中に拾った鞄のなかの10万円(千円札)を取得する行為を腕時計ビデオカメラで隠し撮りしました。
その際、男性は、警戒されずに撮影を続け、後で落とし主に返す目的で、同僚からいったん5万円相当を受け取りましたが、落とし主がわからず、船のゴミ槽に戻しました。

男性は、同年9月、大阪市議に不正行為を告発しましたが、市による調査は進まなかったので、10月、DVDをマスコミに提供しました。
11月2日、鞄を物色し現金を領得している衝撃的なテレビに映像が流れました。
11月4日に当時の平松大阪市長が厳しく対応すると記者会見し、不祥事調査チームが立ち上がりました。

ところが、大 阪市は、12月、男性が5万円を受け取って破棄したこと、同僚が拾得した金銭で購入したジュースを飲んだことに加えて、河川事務所の同僚らに対して「暴 言」「恫喝」をしたもの(そのように内部告発に反発した同僚らが、不祥事調査チームに申告)として、他の不正行為をした5人と一緒に、2010年12月 22日付け懲戒免職処分としたのです。

5人ついては、2014年10月7日、大阪市が上告していた最高裁判決が確定し、同日、当該職員らが復職。
11月28日、市は改めて当該職員らを停職3月又は停職6月の懲戒処分としています。
そして内部告発者は、2012年8月29日、当該職員勝訴の判決が言い渡され、同日懲戒免職処分の執行停止が決定・市に復職。
9月12日、同判決が確定します。
そして同月18日、改めて停職6月の懲戒処分となっています。

ネコババ金からジュースだけを飲んで、いったん受け取った金銭を再度船のゴミ槽に戻した内部告発者の方が、厳しい処分となっています。

これらの例以外でも組織内にいて、政治学者の故ハンナ・アーレントが「悪の陳腐さ」「悪の凡庸さ」と評し、「イスラエルのアイヒマン」と言われる、誤った環境下でもその環境に適応しようとする人間の弱さはスタンフォード監獄実験やミルグラム実験でも証明されています。

コメントをくれた菜梨の七さんは、「それでも、自分の身をなげうってでも、(職員に)自浄作用を行え」とするのでしょうか?
ならば、それが特殊事情でないとの実例を挙げねばなりません。
私もそれは常々職員に伝えていますが、あくまでも現実と乖離した理想だと、私も受け手の職員も思っているでしょう。

しかもそんな組織の自浄作用が常態として働くのであれば、行政チェックが主な役割である議会は不要となるでしょう。
議会は法律や条令を創るのが第1、行政監視が第2の役割ですが、第1の役割についてはほとんど果たすことはなく、監視が主の役割にならざるをえない状況です。
その理想論として主張するならまだしも、対案として私の指摘に反論いただいているのですから、現実を見据えた意見をお願いしたいところです。

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投稿者:

watchdogkisiwada

岸和田市の財政位破綻を止める!! 財政破綻が明らかになるほど税金を食いつぶされながら、議会も見て見ぬふりをする 土建屋ファーストな市政を正す!! あまりにもひどすぎる馴れ合い議会がチェックしていない、議員特権や行政の無駄などを、岸和田で初めて私が追及、是正させています。 あなたの“かかりりつけよろず相談員”としての使命に励みます!! 行政書士としてトラブル予防を、 防災士として防災や防犯を、 柔道整復師として健康について、 ご相談、承ります。 情報、批判はコメントいただくか、 メールアドレス:kurohata73@yahoo.co.jp 電話:080-6178-6006まで! 岸和田市議や市長らは私の追及に逃げまどっていますが、自民・公明・維新などのネトウヨ政治家だけでなく、共産・民主他どんな議員とも公開討論、受けて立ちます!! 【メディア出演】 TBS「ビビット」、MBS「VOICE」、ABC「キャスト」他ニュース 読売・産経・朝日・毎日の各新聞社で、その活躍は、度々紹介されています。

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