来賓としての違和感

選挙年であった2015年1月には、私でも新年互例会にお呼ばれしています。

お誘い頂いた私の受付は、「来賓」の場所でした。

そこでは、銀色のシールとリボン胸章を渡されました。
こんなのです。

会場内では、最前列の入り口側テーブルに、名前が書かれた席札が置かれていました。

この「来賓」扱いに、私は戸惑いました。
祭礼時の席順でも、役についた時以外は、年長になっても上座に座らず、できるだけ年下の人たちの近くに座って、偉そばらないよう心がけてきたので、非常に違和感があります。

同じテーブルには、八尾市長やベテラン府議の代理の方や、私と同じく新人の予定候補者何人かいましたが、私以外は全員リボン胸章をつけ、その扱いを当然だと思っている様子。

それを見ながら、「こうして、『センセー』とどこに行ってもおだて上げられているうちに、自分がさも偉くなったような気になり、ふんぞり返って、弱い立場の人でなく、どこかの社長や組織、国会議員や政党のような自分を強力に支援してくれる人の方だけを向くようになるのだな。」と思いました。

故城山三郎さんの著作に『粗にして野だが卑ではない―石田礼助の生涯』があります。
その中で描かれる石田さんは、財界人から初の元国鉄総裁となった人で、その全てが良いとは思いませんが、国鉄総裁在任中、勲一等叙勲を辞退したときの「俺 はマンキー(山猿)だよ。マンキーが勲章さげた姿見られるか。見られやせんよ、キミ。」との発言には、20年以上前に読んだときから共感してます。

社会的弱者や、少数者のあげる小さな声を聞き続けるには、自分が特権階級になってはいけません。
偉くなっても小さな声に耳を傾ける人も少数ながらいますが、大多数はその声を聞こうとしても、聞けないようにされてしまいますし、そこで大きな声よりも小さな声を聞くのだと、周囲を振り切って行動できるほど、強くはありません。

だから私は、自分が心まで“権力者”になってしまってはダメだと思っています。

市議を何期かすれば、勲章がもらえるようで、2011年11月には、その地盤看板カバンを西田武史市議に引き継いだ、西田昌氏(当時73歳)が、7期28年の議員生活に対して、旭日小綬章を受章しています。

仕事のスケールが違うので、比較するのは、西田さんにとっては酷かもしれませんが、拒否した城山三郎さんや、福沢諭吉さんとその弟子で「電力の鬼」と称さ れる松永安左ヱ門さんと、共に勲一等をもらった、女性スキャンダルで2ヶ月の短命内閣だった宇野宗佑人 元総理と、六ヶ所村核燃料サイクル再処理工場など しゃにむに原発を推し進めた東京電力の経営陣の一人である平岩外四 元会長を比較すると、もらわなかった人が魅力的に見えてしまいます。

平岩さんは、自分の親分であった木川田一隆 元東電社長や、松永さんが拒否しているのに、どのような気持ちで、受勲したのでしょうか?
『週刊東洋経済』のコラムで「平岩さん。宇野以下の勲章を貰ってうれしいか」と書き、城山さんを通じて、平岩さんからお呼びがかかった、経済評論家の佐高信さんは、東電の会長室で「佐高さん、私は勲章を拒否するほどえらくないんです。」と言われたそうです。


桐花大綬章・副章(右下)・略綬(左下)

(たかひら注:
宇野さんは94年4月、勲一等旭日桐花大綬章[03年11月廃止]、平岩さんは06年11月、桐花大綬章を受賞。)

しかし、私は、この詭弁の中にも組織人として断れないシステムを、無批判に受け入れ続けた平岩さんの弱さを見ます。

人間は強くはありません。
「2年間で、500万人ものユダヤ人を列車で運んだ。」と自慢し、40万人ものユダヤ系ハンガリー人を、アウシュヴィッツのガス室に送り虐殺し続けたアイヒマンが、戦後裁判で「命令に従っただけ」だと主張したように。

私がブログで指摘し続けている、市長や議員の問題も、彼らは「ルールに従っただけ」と言い続けています。

そのルール自体がおかしいのだと批判し、闘っているのですから、自分の弱さも常に自覚して、“違和感”を忘れず、取り込まれないように気をつけます。

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投稿者:

watchdogkisiwada

岸和田市の財政位破綻を止める!! 財政破綻が明らかになるほど税金を食いつぶされながら、議会も見て見ぬふりをする 土建屋ファーストな市政を正す!! あまりにもひどすぎる馴れ合い議会がチェックしていない、議員特権や行政の無駄などを、岸和田で初めて私が追及、是正させています。 あなたの“かかりりつけよろず相談員”としての使命に励みます!! 行政書士としてトラブル予防を、 防災士として防災や防犯を、 柔道整復師として健康について、 ご相談、承ります。 情報、批判はコメントいただくか、 メールアドレス:kurohata73@yahoo.co.jp 電話:080-6178-6006まで! 岸和田市議や市長らは私の追及に逃げまどっていますが、自民・公明・維新などのネトウヨ政治家だけでなく、共産・民主他どんな議員とも公開討論、受けて立ちます!! 【メディア出演】 TBS「ビビット」、MBS「VOICE」、ABC「キャスト」他ニュース 読売・産経・朝日・毎日の各新聞社で、その活躍は、度々紹介されています。

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