議会改革する気がなかった河村たかし・名古屋市長&議会と、やるべきだった改革案

名古屋市議報酬の増額案に怒って見せた河村市長ですが、私は以前から胡散臭さを感じています。
今回のニュースも、河村市長は3期目を2017年4月に控えているので、その人気取りなポピュリズムでしかなく、そんなネトウヨ市長と既得権益狙いの議会の対立で、いずれも市民不在です。

河村市長&減税日本会派の議会改革が本気でないことを今回は示します。

① 前回もたまげた政令都市でありながら議会議決の公式記録を岸和田市バリの暗黒さをもって記録すらしていない。

② 市民税減税のインチキ
辻宏康 ・和泉市長は、市議を3期もやりながら、地方自治法を学ばなかったので、2009年6月の市長選で個人市民税10%の減税を公約に掲げ、市長当選後に「地 方交付税を受けている赤字自治体が勝手にそんなことはできない」と総務省からストップがかかると、思ってもみなかったようです。
MBS「ちちんぷいぷい」でかなり驚いている様子でしたしね。

しかし何とか議会を懐柔し、選挙年である2013年度から1年間だけ5%を引き下げました。
これがインチキ公約なのは、それ以後、減税議案を議会に提起していないことからもわかります。

名古屋では2010年度の1年間だけ市長公約の10%減税がなされています。
和泉市よりもマシなのは、全国初の試みとして、2012年度以降個人・法人とも5%の恒久減税(個人市民税は5.7%)となっていることです。

いずれにしてもこの減税は、全体的にインチキです。
ベーシックインカムのように、助成するのでなく、払ったうちのいくらかを払い戻す方式ですから。
しかも割合ですので、多く払っている金持ちだけが得する施策でしかなく、ボトムアップには不必要なものなので。

③ 議会改革に取り組まない姿勢
任期中、しかも当選後1年も経ぬうちに歳費のアップは、たとえ少額でもスーパーインフレなどの特殊事情がない限り行うべきではなく、選挙を経て市民に問うた後の来期からにすべきです。
名古屋市民は、反対した減税・共産がアップ分を供託するかどうか、しかと見ておかれますように。

私が河村市長なら、歳費を減らして、その浮いた分を民主主義構築に使います。
議員定数75で減らした800万円をかけると年間6億円浮きます。
そのお金を使って、日当1万円でも払って、パート議員を多数誕生させます。

パート議員は、裁判員のように市民から無差別抽選で、短任期議員とし、職業議員議席数の半分程度もしくはそれ以上の人数とします。
土日や夜間議会を行えば、市民も参加しやすいし、委員会へもできるだけ参加してもらい、発言も促します。
毎回は無理でもレポートを提出し、議会HPにアップすれば、コピペもできないでしょうし、どの議員が寝てたとか、どんな市民からかけ離れた発言をしたかなども明らかになります。

最も暗黒なのは、議会運営委員会の根回しですから、パート議員に根回ししておかねば、「そんなことは初めて聞いた!」となりますし、根回しすれば「こんな根回しが事前にあった」とこれまた表に出ます。

そうなると、パート議員は市民の目線で議会チェックするでしょうし、議会に関心を持つ人も増え、議会浄化も投票率アップも成し遂げられます。
これこそ市民の義務とすべき、政治参加です。

よく「選挙権を、勉強した者だけに与えよ」なる論が聞かれます。
これは19世紀のイギリスの哲学者、ジョン・スチュアート・ミル が、150年ほど前に示しているのと同様の論です。
ですが、そのような資格試験に間違いなく合格するであろう田原総一朗氏、長谷川幸洋氏、堀江貴文氏、三浦瑠麗氏、池田信夫氏らが、2015年5月7日の大阪都構想に関してどのように言っていたでしょうか?
彼らは維新と同じく、都構想に反対する人々を「既得権や変化を望まない層」と決めつけ、バッシングするだけで、全く都構想制度の中身に触れず、理解していると思えぬ発言に終始しています。
これをもってしても試験をしても合格者が理知的な判断に伴う結果を生むとは 限らないとわかります。

私が提案するのは、18世紀のフランスの哲学者、ジャン・ジャック・ルソーや、 同じくフランスの哲学者で17~18世紀に生きたシャルル・ルイ・ド・モンテスキュールソーやモンテスキューからのパクリです。
それは「抽籤」こそが「民主政の本質にかなう」です。

「『抽籤による選任法は民主政の本質にかなうものだ』と、モンテスキューは言っている。これはわたしも賛成である 。」
ルソーの『社会契約論』(1762年)より

抽籤(ちゅうせん)とは、くじ引きです。
つまり全有権者の選択は、くじ引きで選ぶしかないとの意味となります。
これを私は「裁判員のように」と前述しました。

どうです?
目からうろこではありませんか?
現在、民主主義とされる「選択による選出」では、選ばれた者だけによる統治=貴族政が行われてしまうと、既に18世紀には示されているのです。
まさに自民などの世襲政治が当てはまりますね。

しかもこれは紀元前7~6世紀に、ギリシア七賢人の一人であり、アテナイに最初の民主政治をもたらした人物として知られているソロンが行っていた(ただし 選ばれる人は全ての市民からではなく、上位階級者だけでしたが)と、『法の精神』モンテスキュー(1748年)に書かれています。

「全ての政治家をくじ引きにせよ」ではありませんよ。
「くじ引きで選ばれる市民政治家を議会に一定数入れよ」ですよ。

しかも名古屋市は、経費もあったのですから、それをやらなかった河村市長と議会の責任は重いのです。
元から歳費を戻すはずだったのかもしれませんけども。

最後に勘違いをする人はいるかもしれないので、種明かしをしておきます。
私は古典に弱いので、国家試験での一般知識問題に苦労しました。
今回、古典から引けたのは、元があるからです。

『民主主義という錯覚 日本人の誤解を正そう』 薬師院仁志 (PHP研究所、2008年)

とてもじゃないけど、ホッブス、ロック、モンテスキュー、ルソーの『リヴァイアサン』、『市民政府二論』、『法の精神』、『社会契約論』なんて読んでませんよ。
実際に教鞭をとっている大学教授からも「教諭になりたいの? そうでなきゃ『岩波教養文庫』の解説だけで十分だよ。」と言われましたしね。

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投稿者:

watchdogkisiwada

議会の無駄遣いを正して、府下一高い国保・介保料の値下げや、子ども・高齢者施策など、市民利益への還元を! あなたの“かかりりつけよろず相談員”としての使命に励みます!! 行政書士としてトラブル予防を、 防災士として防災や防犯を、 柔道整復師として健康について、 ご相談、承ります。 放漫市長と議会が大赤字にした岸和田市政を立て直す!! あまりにもひどすぎる馴れ合い議会がチェックしていない、議員特権や行政の無駄などを、岸和田で初めて私が追及、是正させています。 情報、批判はコメントいただくか、 メールアドレス:kurohata73@yahoo.co.jp 電話:080-6178-6006まで! 岸和田市議や市長らは私の追及に逃げまどっていますが、自民・公明・維新などのネトウヨ政治家だけでなく、共産・民主他どんな議員とも公開討論、受けて立ちます!!

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