救急車をタクシー的に利用しない 議会の議論2013年

『広報きしわだ 2014年8月号』から「救急車の適正利用」に関する記事です。

「救急車を安易に使わないで下さい」との呼びかけは、日本全国で行われており、たまりかねて有料化した医療機関も既に100を超えています。
有料化の根拠は、「200床以上の病院で、緊急の受診の必要性のない患者が、自己都合で時間外に受診した場合に、医療機関は患者から特別料金を自費で徴収できる。」と健康保険法で定められているからです。

有料化の金額は、千円未満からありますが、平均すると約6千円、病院によっては8千円以上の金額を設定しているところもあります。

岸和田市では救急病院を、市立岸和田市民病院、岸和田徳洲会病院、葛城病院、藤井病院の4施設としていますが、藤井病院以外は200床以上ありますので、軽症なのに救急車で来院したり、診療時間外の来院に対しては、別途健康保険が効かない特別加算ができるのです。

この加算金額は、医療施設によってまちまちですが、特別料金となるため、高額療養費「70歳未満の一般で、8万100円+(医療費-26万7千円)×1%」の対象とはなりません。


この特別料金とは別に、
初診時にかかる平日の時間外の加算は、基本的に850円ですが、日曜・祝日・年末年始の休日加算は2,500円になります。
さらに、22時~6時までの深夜加算は4,800円と高額です。
再診時はもちろん、調剤薬局でも時間外は加算がつきます。

 

つまり、時間外診療は、患者さんの財布にとってもお得ではないし、医師や医療従事者の仕事の量を増やし、仮眠もできずに疲弊させるので、誰も得をしないばかりか、医師が寝不足のまま治療や手術に向かうことで、医療過誤が起こりやすくなるとのリスクが増大するだけです。

このような説明をつければ、市民ももっとわかりやすいと思うので、『広報 きしわだ』にはもっと説明を書いてほしいものです。

意味がわかれば、「あいつも使ってるんやから、俺も使わな損や!」といった考えはなくなっていくでしょう。

救急車のタクシー的利用については、短絡的に「有料化したらええんや」との声も聞かれますが、このシリーズの最後には、「市民の良心に任せるしか解決策がない」との結論についてもお知らせします。

議会でも救急車の出動については、定期的に議論がなされています。

2013年と2012年のものから救急出動の部分だけ抜粋します。

2013.09.06 : 平成24年度決算特別委員会(第2日目)
鳥居宏次委員の質問と消防署長の回答です。

鳥居委員
「2013年9月1日発行の『広報きしわだ』では、『救急車の正しい利用を』というタイトルで、救急車の適正利用ということを呼びかけておりますが、 2012年度決算の数字で、出動回数が1万1860回、搬送したのは1万1039人で、年々500件ずつぐらい増えているので、二、三年で今の体制はパン クするのではないか?
2008年ごろに千件余り減っている時期があるが、その理由は何か?」

消防署長
「2008度の救急搬送件数は9839件で、前年度の1万737件に比べて901件の減少。
その理由に明確なものはないが、本市に限っての理由では、2007年9月祭礼の期間中、試験びきを含めてですが、4日間の総救急搬送件数が441件、うち 熱中症搬送件数は211件と、ともに過去最高を記録。 翌2008年度は、各祭礼団体に対しまして熱中症対策を講じるよう働きかけたので、熱中症搬送件数 が70件となり、前年比149件の減少となりました。
それ以降、祭礼期間中の熱中症は100件以内で大体推移しております。

また、2006年8月、奈良県で妊婦が奈良県と大阪府の19の医療機関で受け入れを断られたという事案に端を発しまして、2007年12月には、兵庫県に おいて、吐血した患者が18の病院で、また同月、大阪府においても、嘔吐した患者が30軒の病院に計36回受け入れを断られたという事案が発生。2008 年1月にも大阪府において、交通事故の傷病者が5つの救命センターに受け入れを断られたという事案が発生。

これが連日マスコミに大きく取り上げられまして、言葉が悪いんですけども、救急患者のたらい回しであるとか、コンビニ救急であるとか、救急車利用者のモラ ルの低下ということが大きくクローズアップされまして、救急車の不適正な利用が社会問題に発展しました。このことによって、一時的に社会規範の高まりが見 られ、2008年度の救急出場件数を押し下げた可能性が高いのではないかと考えております。

また、2008年度の救急搬送件数は、岸和田市だけではなく、全国的な減少となりまして、前年比マイナス4.3%減少いたしております。」

鳥居委員
「救急車到達までの平均時間が10年前の5.6分から7.9分に遅くなっておる。
心臓や呼吸が停止した人に対して、10分以内に救急隊員が心肺蘇生を行った場合、1カ月後の生存率は13.5%ですが、10分を超えてから行った場合の生存率は急激に低下するそうです。

このまま救急出動がふえていけば、なかなか救急車が来ないというふうになってしまうおそれがあるんですけれども、この点について何か考えてることがありますか。」

消防署長
「呼んでもなかなか来ない場合、現在本市は4隊の運用ですので、もし最悪4隊が出ていて、重篤な患者であるというふうに電話通報段階で判明したな らば、救急隊以外にかわる消防ポンプ隊、このポンプ車にはAEDを全て積載いたしておりますので、心臓の蘇生に関しては、先に救急ポンプ隊を現場へ向かわ すということもございますし、それ以外では近隣の消防本部へ救急隊の応援をお願いしているところです。」

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投稿者:

watchdogkisiwada

議会の無駄遣いを正して、府下ワーストに高い国保・介保料の値下げや、子ども・高齢者施策など、市民利益への還元を! あなたの“かかりりつけよろず相談員”としての使命に励みます!! 行政書士としてトラブル予防を、 防災士として防災や防犯を、 柔道整復師として健康について、 ご相談、承ります。 放漫市長と議会が大赤字にした岸和田市政を立て直す!! あまりにもひどすぎる馴れ合い議会がチェックしていない、議員特権や行政の無駄などを、岸和田で初めて私が追及、是正させています。 情報、批判はコメントいただくか、 メールアドレス:kurohata73@yahoo.co.jp 電話:080-6178-6006まで! 岸和田市議や市長らは私の追及に逃げまどっていますが、自民・公明・維新などのネトウヨ政治家だけでなく、共産・民主他どんな議員とも公開討論、受けて立ちます!!

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