堺まつりに軍艦は不要です。 市民の抗議

それでは、地道に市役所と交渉を重ねる市民の努力を、発表コメントから紹介します。

今年の堺まつりで毎年実施されてきた自衛艦一般公開は、掃海艇「なおしま」(全長54m、基準排水量510tと小ぶりの船)に急きょ決まったようです。

ちなみに初めて堺まつり関連で堺泉北港大浜埠頭に海上自衛艦が来た2007年は、強襲揚陸艦(自衛隊は国内向けには輸送艦と呼んでいますが戦車を敵地に海上から送り込む軍艦です)「おおすみ」は(全長178m、基準排水量8900t)でした。
しかし、堺まつりの「協賛事業」「関連行事」「関連イベント」として広報やまつりパンフレット等堺市の公的な印刷物には、一切「自衛艦一般公開」のことは掲載されていません。

このように海上自衛隊が艦船のさしくりに苦労したのは、ちょうどこの日10月18日が、相模湾で3年ぶりに行われる「平成27年度自衛隊観艦式」とぶつかっているからと思われます。
2015観艦式 には海上自衛隊艦船が何と34隻も参加、オスプレイが初参加、オーストラリア、インド、アメリカなども艦艇を参加さえる一大イベントです。

こんな自衛隊側のタイトな事情があったようですが、今年は「見送り」 もありえたのに、急きょ、「やりくり」して、従来よりは「しょぼい」掃海艇を何とか都合したのは、ここ数年の「しつこい」私たちの取組みを意識しての政治的配慮の結果だといえます。

しかし、自衛隊側や堺市の関係者が勝手に「関連イベント」と位置付けようが、公的には堺まつりとは直接関係のない独自イベントとなったことは重大な事実としてとらえることができます。
実際、ここ数年は、私たちの申し入れに「木で鼻をくくった」ような回答を市は繰り返していますが、主催者の「観光コンベンション協会」の理事長などが相当嫌がっていたことがうかがえます。

実際、パンフでの扱いも縮小されていたのは事実ですし、今年は、自衛隊のタイトな事情の中で、無理をしてまで連携、調整しなければならないということにはならなかったのでしょう。

私たちは、自衛隊の武器展示に他ならない「自衛艦一般公開」を堺まつりに公的に関連させることは不適切であることを指摘し、「関連行事」「協賛事業」の 指定をし ないよう求めてきたことから、今年は、少なくとも、公的には堺まつりの、「関連行事」「協賛事業」になっていない「自衛艦一般公開」について堺市に申し入 れを行う必要はないと判断しています。
(引用ここまで)

あらためて、これまでの経過を下記に付しておきます。
堺まつりと自衛艦一般公開問題と取組み経過かなり前から自衛隊は、堺まつりパレードに参加し、「良心的軍事費拒否の会」の人たちが問題を指摘してきました。そして2006年ぐらいから堺の右派市議らと連携し、頻繁に堺港に自衛艦を入港させています。

この連携を防衛省が望ましく思っているのか不明ですが、むしろ防衛省にとっては逆効果だと思えてきます。

10月9日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、中国が登録申請していた「南京大虐殺文書」を記憶遺産に登録したと発表しました。
これに先駆け、日本外務省は、登録に反対する意見書をユネスコ提出しています。
そこで事件がなかったと外務省は言いたかったようですが、これが全く裏目に出ています。

この意見書についても、別途書きますが、このような“逆回転”をすること自体が、良い結果を生むはずがないと、右派議員らの宣伝に使われて踊らされる堺市も防衛省も気づかねばなりません。

今年の掃海艇でも寄港させるとの堺市の意図は、竹山修身堺市長の娘さんの連れ合いが、確か戦闘機乗りだと娘さん本人から伺った記憶があるので、それも無理にでも戦艦の寄港を途絶えさせない市の意思として働いたのかもしれません。

それでは堺市民まつりへの寄港を示して、この項を終わります。
海自砕氷艦「しらせ」(2006年9月)、
潜水艦救難艦「ちはや」(2008年9月 一般公開)、
海自 試験艦「あすか」(2009年7月)、
イージス艦「こんごう」入港歓迎懇親会(堺市 2009年8月)等

2007年 大型輸送艦(戦車揚陸艦)「おおすみ」の一般公開 「協賛事業」
「ピース・ゾーン堺」、「いま、九条とわたしたち、非戦の市民講座」、「九条署名推進堺共同センター」の3団体共同での申し入れと交渉

2008年 護衛艦(駆逐艦)「せとゆき」 「協賛事業」
5月から5回の申し入れと「話し合い」

2009年 護衛艦(駆逐艦)「うみぎり」 「協賛事業」

2010年 護衛艦「ひえい」
2011年 護衛艦「ちょうかい」
2012年 海自訓練支援艦「てんりゅう」 「関連行事」
2013年 護衛艦(駆逐艦)「うみぎり」 「関連行事」
2014年 護衛艦(駆逐艦)「はたかぜ」 「関連行事」
2015年 掃海艇「なおしま」 堺まつりとの関連不明(広報、パンフへの掲載なし)

広告

投稿者:

watchdogkisiwada

岸和田市の財政位破綻を止める!! 財政破綻が明らかになるほど税金を食いつぶされながら、議会も見て見ぬふりをする 土建屋ファーストな市政を正す!! あまりにもひどすぎる馴れ合い議会がチェックしていない、議員特権や行政の無駄などを、岸和田で初めて私が追及、是正させています。 あなたの“かかりりつけよろず相談員”としての使命に励みます!! 行政書士としてトラブル予防を、 防災士として防災や防犯を、 柔道整復師として健康について、 ご相談、承ります。 情報、批判はコメントいただくか、 メールアドレス:kurohata73@yahoo.co.jp 電話:080-6178-6006まで! 岸和田市議や市長らは私の追及に逃げまどっていますが、自民・公明・維新などのネトウヨ政治家だけでなく、共産・民主他どんな議員とも公開討論、受けて立ちます!! 【メディア出演】 TBS「ビビット」、MBS「VOICE」、ABC「キャスト」他ニュース 読売・産経・朝日・毎日の各新聞社で、その活躍は、度々紹介されています。

“堺まつりに軍艦は不要です。 市民の抗議” への2件のフィードバック

  1. 防衛を知ってもらう良い機会という考え方もありだと思います そういう意見もあると 日本は自由に意見の言える国で良かったですねおたがいに

    いいね

    1. 森脇さん、コメントありがとうございます。

      防衛を知ってもらう?
      マニアが実物の兵器にほんの少しだけ触れる機会とはなりましょうが、「防衛」の実態などどうしてわかりましょうか?
      それを知るには、日本が仲裁に入れる立場であるのに放置した結果、子どもを含め市民に多数死者が出ているシリアやパレスチナの映像と、解説を見るのが妥当でしょう。

      「自由に意見の言える国」にも反論があります。
      これをチョムスキー氏が言い、鼓舞するならわかります(そう公言もしていますし)が、権力側からそうは言えますまい。
      選挙運動や政治活動ですらも、どれほどの恣意的弾圧をして来たでしょうか?
      市民運動に対しても然り。
      無駄な長期勾留をうち、法廷では訟務判事が大活躍し、最高裁総務局を向くヒラメを増産し、民主主義を否定する判決を積み重ねる。
      このような強権をふるいながら「自由に意見の行ける国」ですと?

      学校や市役所ですら「憲法を守ろう!」と言えないような状況下で、そう言えると見えているなら、浮世離れしているとしか返答できません。

      いいね

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中