ゴミ袋有料化でなぜ住民投票が行われなかったか その2

しかし、署名数が1/10の広島市方式でも酷評されています。

市民が使えぬ広島市の矛盾した住民投票制度東京の2020年五輪再挑戦は住民投票で

相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記
ダイヤモンド・オンライン
2011年7月29日
より要約します。

「市民の市民による市民のための市政」を掲げた秋葉忠利氏が99年、広島市長に就任した。
一期目は制度の調査・研究にとどまり、条例制定にまで至らなかったが、再選後、条例案の審議は難航しながらも、市長選での目玉公約とあって議会側もむげにはできず、修正をいくつも重ねた末に可決成立させた。

住民投票は投票率5割以上を成立要件として、不成立の場合は開票せず、有効投票の過半数をもって決するとした。
投票結果については 「市民、市議会及び市長は、住民投票の投票結果を尊重しなければならない」と、規定した。

2010年9月、広島市は旧広島市民球場を解体し、跡地利用を計画していたが、球場の保存を願う声が広がり、市民グループが複数誕生した。
旧市民球場をどうする か、市を二分する議論となり、解体事業を進める市の姿勢に疑問を抱いた市民らは、「住民投票で賛否を問うべきでは」と、直接請求の署名集めに出ることを 決意した。

必要署名数は約9万5000人分。
市長に対し、住民投票実施請求代表者証明書の交付を申請した。

しかし市は、「市政運営上の 重要事項ではないから」として、署名集めに不可欠な代表者証明書を交付しなかったのである。

住民投票の対象は「現在又は将来の市民福祉に重大な影響を及ぼし、又は及ぼすおそれのあるもの」とし、「市の機関の権限に属しない事項」などを除くと規定しているので、旧広島市民球場の解体問題は重要事項には当たらず、住民投票の対象外だと判断されたのである。

判断の主体は「市長」であり、条例制定を進めた秋葉市長その人が、解体事業を進める市長が住民投票で賛否を問う 事項ではないと、判断したのである。

旧広島市民球場の解体や跡地利用計画を問う住民投票を求める直接請求は、3度にわたって却下・門前払いされた。
市民グループは署名を集める前の手続き段階 で、あっさりと門前払いされたのである。
(要約終わり)

結局、市長や市にとって都合の悪いことは住民投票の対象にはしないのです。
民意を聞く形だけ整えた紛い物の住民投票制度というしかありません。
「伝家の宝刀」は、市民が抜けないように巧妙に細工されていたのです。

私や条例の中身を知る人々は皆、岸和田市の巧妙な「絵に描いた餅条例」を使えないと思っています。
この広島市の例でも明らかですが、同様の文言は、岸和田市にもあります。

第2条 (住民投票に付することができる事項)
自治基本条例第20条第1項に規定する岸和田市が直面する将来にか かわる重要課題(以下「重要課題」という。)とは、市及び住民全体に利害関係を有する事案であって、住民に直接その賛否を問う必要があると認められるものをいう。
ただし、次の各号に掲げる事項を除く。
(1) 市の権限に属さない事項。ただし、市の意思として明確に表示しようとする場合は、この限りでない。
(2) 法令の規定に基づき住民投票を行うことができる事項
(3) 市の組織、人事及び財務に関する事項
(4) 前3号に定めるもののほか、住民投票に付することが適当でないと明らかに認められる事項

岸和田市が広島市よりも更に巧妙なのは、住民投票実施請求代表者証明書など不要だからです。
つまり、必至のパッチで1/4の署名を集めた後に、市長が、「重要事項じゃない」と住民投票を行わせない可能性が残るということです。

秋葉・元広島市長は、2011年の年明け早々に四選不出馬を表明し、引退しました。
市民の努力を無にさせた罪は重く、晩節を汚したと言えますが、岸和田でも同じことが行われない保証は、残念ながらありません。

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投稿者:

watchdogkisiwada

議会の無駄遣いを正して、府下ワーストに高い国保・介保料の値下げや、子ども・高齢者施策など、市民利益への還元を! あなたの“かかりりつけよろず相談員”としての使命に励みます!! 防災士として、あなたの命を災害や犯罪から守り、 行政書士として、トラブルを予防し、 柔道整復師として、健康に過ごすお手伝いをし、 市民として、行政や議会を正しています。 【メディア出演】 TBS「ビビット」、MBS「VOICE」、ABC「キャスト」他ニュース 読売・産経・朝日・毎日の各新聞社で、その活躍は、度々紹介されています。 放漫市長と議会が大赤字にした岸和田市政を立て直す!! あまりにもひどすぎる馴れ合い議会がチェックしていない、議員特権や行政の無駄などを、岸和田で初めて私が追及、是正させています。 情報、批判はコメントいただくか、 メールアドレス:kurohata73@yahoo.co.jp 電話:080-6178-6006まで! 岸和田市議や市長らは私の追及に逃げまどっていますが、自民・公明・維新などのネトウヨ政治家だけでなく、共産・民主他どんな議員とも公開討論、受けて立ちます!!

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