このブログの呼びかけで、市役所が混乱するほど、市民が公開請求や質問をはじめるかな?

前回の『市民が市職員を責めるべきではないと思っています。』 の記事にコメントを戴きました。

以前より何度か、私も言われた話題でもあり、お返事させていただきます。

ダミアンさんからのコメント

岸和田で検索してこのブログに辿りつきました。
拝見しましたが>市民と職員の不毛な対立を起こすべきではないのです。
このコメントとブログの内容が矛盾しているように思えます。
ブログで呼びかけ情報公開請求をする人が10人、100人と増えればそれだけで職員は対応に追われ本来の業務に支障が出るのではないでしょうか?
市役所の体制を正して頂けるのなら私達岸和田市民としては喜ばしい事ですが、それを市民一人一人が追求し出したらどうなるとお考えですか?
そのために市民を代表する市会議員があると思います。
その議員が指摘されている事項について追求しない議員が多いことの方が問題だと思います。
市長についても選挙で市民に選ばれたのですから反対意見はあるかも知れませんが民主主義ですから従うしかないと思います。
国政のようにスキャンダルでコロコロ市長交代ばかりされても市政は迷走するばかりだと思いますq

以下たかひらのお返事
長文になりましたので、分けて書きます。

コメントありがとうございます。

私は、情報公開について、行政に公開義務があるのは当然のこととして、市民の責務であるとも考えています。

このブログでお伝えしているように、様々な分野の質問もして、その回答を載せているのも、行政が情報を公開しなかったり、していても膨大な量の中に埋もれて、市民にはわからなくなっているものを掘り起こしてもいます。
これで、より多くの市民が、市政に関心を持ってもらえたらとも思っております。

ご指摘のように、あまりに大量の公開請求をして、事務作業が煩雑になり、公開条例の趣旨の範疇を逸脱し、嫌がらせ的ともとれる行為が行われていることも知っています。

例えば、渋谷区の例です。
2013年8月27日付け 毎日新聞によれば、
区がコピーにかかる人件費とコピー機器代を試算したところ、1枚当たり27円となったことなどから、「10円から20円の値上げは妥当」と判断。 昨年度は1件の請求で約7000枚をコピーしたこともあったという。

桑原区長は取材に対し、「特定の個人の請求が多く、一般の人からの請求は少ない。 区民の『知る権利』が阻害されることはないと考える」と話した。

一方、市民団体「渋谷オンブズマン」出身で、情報公開請求に積極的な堀切稔仁(ねんじん)区議(無所属)は「情報は主権者である区民のもので、値上げは 言語道断だ。 区の予算が適正に使われているかどうかを調査しようと思ったら何千枚になることもある」と区の対応を批判した。

情報公開請求のコピー代は、23区では「1枚10円」が一般的だが、品川区のようにコピー代(1枚10円)に加え、1件あたり300円の手数料がかかる自治体もある。
都はコピー1枚20円のほかに閲覧料(1枚10円、1件最高100円)を課している。
と報道されています。

1件の請求で7000枚は、さすがに多すぎると考えますが、これを公開担当課や資料を持っている原課は絞りきれなかったのでしょうか?
絞ってもこのような大量の資料がいることもあるでしょうけれど、それはごくまれな例でしょう。

また、このような大量請求の事例は、仕事の資料として公開請求している業者であるとも考えられます。
いくつかの自治体の公開担当者に私が聞いたところによれば、市民か業者かは聞かないけれど、業者の場合はわかるとのことでした。

それでも業者だとか、商売に使用するからといった理由で、公開を制限はできませんし、市民と業者のコピー代などに差をつけることもできません。

あとは頻度の問題です。
このような大量の資料請求をする業者が、頻繁に請求して仕事の手が止まって困るという言葉は、聞いたことはありません。
あっても頻度としてはしれていて、そのときは大変だけど、対応できているということです。

ダミアンさんの指摘は、「情報公開請求者が増えれば、市役所業務に支障が出る」とのことですね。
あえて業者とも推察される例を先にお示ししましたが、それでも渋谷区は公開の制限でなく、手数料の実費への近づけ=値上げで、対処しています。
7000枚コピーされても、「業務に支障がでる」とは発言していません。

このコピーですが、職員がするのではありません。
公開請求した市民が、コピー機を使ってセルフサービスで行います。
手伝ってくれることもありますが、それは職員の好意であって、決められた職務ではありませんから、コピーで職員の手が回らなくなるほど取られることはありません。

公開資料では、原本を見せてくれる場合もありますし、コピーを見せる場合もありますが、単純にコピーならば、まとめて差し込むだけでコピーができる機械がありますので、人手がかかるならば、資料の選別と墨塗りです。

これも前者はまとまったファイルのまま、一定の資料を提示して、どこを必要とするかを資料を見ながら、市民に選んでもらうので、そう手間はかかりません。
質問ややり取りは時間を取られますが、誰もが資料を読み解き、深い質問をするとの想定には無理があります。

後者では、コピー→墨塗り→コピーしたものを閲覧資料と以前はしていましたが、今ではPCで墨塗りを行うので、電子化されていれば、それをプリントするだけで済みます。

しかもそんなに多くの市民が、大幅に墨塗りした資料を請求するでしょうか?
私の最近の例では、ワクチンの副作用被害の資料が、個人情報ということで、ページの殆どに墨塗りがなされていましたが、通常、市民が医学的所見の書かれた被害報告書を請求するとは考えがたいです。

市民が公開請求するとすれば、先ずお金の流れでしょう。
岸和田市では、市長や議長交際費の相手先個人名を、いまだに墨塗りしていますが、その部分は大量ではなく、政務活動費や視察などの使途部分で墨塗りはありませんから、資料作成において、職員の手を煩わせることは少ないでしょう。

私の呼びかけが、市民の公開請求や質問の気落ちを惹起するともご指摘ですので、それについてもお答えします。

2007年5月27日、読売テレビで放送された『たかじんのそこまで言って委員会』で、当時タレント弁護士だった橋下徹 現大阪市長が、光市母子殺人事件 最高裁弁護団を指して、「あの弁護団に対してもし許せないと思うなら、一斉に懲戒請求をかけてもらいたい。」と弁護団に懲戒請求を行うよう、視聴者に呼び かけた事件を例に取ります。

あの事件は、それをきっかけとして、2000年代に少年法の年齢下限が引き下げられたり、厳罰化され、2000年の改正刑事訴訟法施行では、法廷で遺族の意見陳述が認められるなど、法改正のきっかけとなりました。
1997年8月1日には、同じく未成年の殺人事件であった永山則夫死刑囚への執行がなされ、全国的な注目度がとても高い事件でしたし、懲戒請求フォームもネット上に出回りましたから、請求しようとすれば、簡単にできたわけです。

その状況で、4弁護士に対して300件ずつの懲戒請求がなされました。
どなたも処分は受けませんでしたが、あの大勢の人々が怒りに任せて、簡単に行った件数でも300件です。
4人ともほぼ同数ですから、請求者も同じ人が4人に行ったと想像できます。

余談ですが、橋下さんはこの事件をきっかけに「刑事弁護の社会的品位をおとしめた」とされたため、2010年9月17日、「弁護士としての品位を害する行為」を行ったとして、大阪弁護士会から業務停止2ヵ月の懲戒処分に処せられています。

この件数から予想すれば、岸和田市役所にそのような公開請求が殺到するとは考えにくいですね。
しかも公開請求は、ネット上にその自治体に合致するような多様なフォームがあるわけではありませんし、同じ請求を何回もされる方が、職員は別に資料作成や、見せる範囲の特定をする手間が省けて、むしろ楽なはずです。

もう1件事例を挙げます。
政務活動費で有名になった、兵庫県議会です。
議会事務局総務課によれば、号泣県議こと野々村竜太郎さん以降の公開請求件数は80件です。
これはメディアもオンブズも含んでの数です。

例年では、委員会記録などの請求も含めて10件/年程度で、政務活動費に絞れば、2~3件、多くて5件です。
ここにはオンブズだけでなく、私も教えを受けている丸尾牧県議の請求数も含まれますし、一括でなく時期や議員数で分ければ、それも1件としてカウントされますので、実質上は丸尾さんが請求しているだけに近い状態でした。

これらの数から類推しても、ダミアンさんが憂慮されるような、「岸和田市民が市政情報を知りたくなりすぎて、市役所がその対応でパンクする」、といったことは起きないと断言します。

私は、民主主義発展のためには、パンクする状況になるほど、多くの市民が市に対して興味を持ってもらいたいと思っているのですが、現実にはそうはなっていません。

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投稿者:

watchdogkisiwada

岸和田市の財政位破綻を止める!! 財政破綻が明らかになるほど税金を食いつぶされながら、議会も見て見ぬふりをする 土建屋ファーストな市政を正す!! あまりにもひどすぎる馴れ合い議会がチェックしていない、議員特権や行政の無駄などを、岸和田で初めて私が追及、是正させています。 あなたの“かかりりつけよろず相談員”としての使命に励みます!! 行政書士としてトラブル予防を、 防災士として防災や防犯を、 柔道整復師として健康について、 ご相談、承ります。 情報、批判はコメントいただくか、 メールアドレス:kurohata73@yahoo.co.jp 電話:080-6178-6006まで! 岸和田市議や市長らは私の追及に逃げまどっていますが、自民・公明・維新などのネトウヨ政治家だけでなく、共産・民主他どんな議員とも公開討論、受けて立ちます!! 【メディア出演】 TBS「ビビット」、MBS「VOICE」、ABC「キャスト」他ニュース 読売・産経・朝日・毎日の各新聞社で、その活躍は、度々紹介されています。

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